まずは4-3-3維持、いずれは3バックも?
ナポリは14日、指揮官の交代を発表した。リュディ・ガルシアが去って新たに監督に就任したのはワルテル・マッツァーリ。10年ぶりにナポリに戻ってきた指揮官のもとで、チームはどのように変化するのだろうか。
ナポリは優勝した2023/24シーズンをベースにチームづくりをしてきた。ただ、マッツァーリ監督は3バックの使い手。キャリアの中で3-5-2、3-4-3、3-4-2-1などを採用してきており、監督就任の話が出た際は3バックに移項するのではないかと報じられていた。
ただ、その後の報道によると、マッツァーリは4-3-3を継続する形を了承してナポリ監督就任を引き受けたとされている。そのため、ひとまずはこれまでのチームを崩さずに4-3-3で戦い、オプションとして3バックのチームを考えているものと予想される。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は16日、「いずれは3-4-3も試すだろう」と記した。また、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長から提案されるまでもなく、マッツァーリはスパレッティが築いたベースから始めるべきだと理解しており、当面は4-3-3-を使うはずとした。
ナポリ:マッツァーリ体制予想スタメン
4-3-3バージョン
3-5-2バージョン
アレックス・メレトは不動だが、3バックになることで大きな変更は避けられない。特に今季好調のマッテオ・ポリターノの置きどころが難しくなりそうだ。
最終ラインはレオ・エスティゴーア、アミル・ラフマニ、ナタン、フアン・ジェズスのうちの3人ということになる。
両ウイングは右にジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ、左にマティアス・オリベラが軸で間違いないだろう。
中盤にはアンドレ=フランク・ザンボ・アンギサ、スタニスラフ・ロボツカ、ピオトル・ジエリンスキが入り、イェンス・カユステらがオプションだ。ジエリンスキがやや前に入って、3-4-1-2もしくは3-4-2-1という並びになる可能性もある。
前線は復帰を果たせばビクター・オシメンとクビチャ・クバラツヘリアで不動となる。そうなるとポリターノはベンチスタート。オシメン不在の間に偽9番としてプレーしているジャコモ・ラスパドーリも使いにくくなる。
ナポリの今後の日程
マッツァーリ監督の初陣は、25日のセリエA第13節のアタランタ戦。その後、29日にレアル・マドリーとのチャンピオンズリーグがあり、12月3日のカンピオナートでインテルと対戦。その次がユヴェントス戦と、いきなり強敵との試合が続く。