エラス・ヴェローナを下してチャンピオンズリーグへ
21日に行われたセリエA第9節のエラス・ヴェローナ対ナポリは、3-1でアウェーのナポリが勝利を収めた。
オシメンの代役はシメオネではなく…
ナポリはビクター・オシメンが負傷離脱となり、ジョバンニ・シメオネにチャンスが訪れるものと思われた。しかし、リュディ・ガルシア監督が先発に指名したのはジャコモ・ラスパドーリで、ナポリの前線は小柄なメンバーとなっている。
試合ではそのラスパドーリらが起用に応えて活躍。序盤から完全に主導権を握った。
27分、ラスパドーリのクロスからマッテオ・ポリターノが決めて先制すると、43分にはポリターノのパスを受けたクビチャ・クバラツヘリアが得意の突破から左足で決めて追加点。2-0で折り返す。
後半に入って55分にはカウンターでクバラツヘリアが敵陣を独走。華麗に仕上げて3-0とした。
その後、ヴェローナは60分に1点を返したが、反撃は続かず。昨季王者がチャンピオンズリーグのオニオン・ベルリン戦を前に勝利を取り戻している。
エース不在もガルシアは「落ち着いていた」
ラスパドーリはビルドアップにも積極的に絡み、ナポリの攻撃を活性化していた。この起用法についてリュディ・ガルシア監督は試合後、『DAZNイタリア』で次のように語っている。
「質の高い攻撃をするために多くのことが必要だった。ジャコモは良い仕事をしてくれたね。もちろん欠場者がいないに越したことはないが、彼とシメオネがいるから私は落ち着いていた。そして3ゴールを決めることができたし、もっと点を取ることもできた」
「ただ、アレックス・メレトがいなければ、もっと失点していた可能性もある。彼の活躍も強調しておきたい」