ミランはズラタン・イブラヒモビッチの獲得を断念しつつあるようだ。『MilanNews』が伝えた。
1月のイブラヒモビッチ獲得を望んでいたミランは、先月すでにオファーを出した。このオファーはまだ有効で、イブラヒモビッチが了承すれば、今すぐにミラン行きが決まる。しかし、イブラヒモビッチはミランから提示された条件に満足しておらず、モチベーションとしても十分ではないことは明らかだと記事は伝えており、7年前に残したイメージを台無しにするリスクを考慮すると、イエスという返答はないと予想した。
現時点でミラン以外に具体的なオファーを出しているクラブは少ない。そのため、ミランはまだ諦めていない。ズボニミール・ボバンは16日、「彼はほかの補強とは異なる」と話していた。
いずれにしても、イブラヒモビッチからの返答が遅れているため、クラブは別の補強を検討している。ミランの補強戦略としては、イブラヒモビッチを除いて、基本的に30歳を超える選手との契約は望んでいない。
補強ポイントは複数あるものの、ウイングの得点力が不足しているため、ここが最重要だと考えているという。スソもチャルハノールもゴールを生む選手ではないためだ。
中盤では、ベナセルの脇をサポートする右インサイドハーフが補強ポイント。そこでケシエを手放す可能性がある。同選手には2000万から2500万ユーロの価値があると推定されており、イングランド勢が興味を持っているところだ。
ディフェンスラインでは、センターバックの補強が求められている。ただ、同メディアは「急ぎではない」とした。これはカルダーラの復帰が近づいているためで、こちらの様子を見るということだ。トディボを狙っていることは事実で、ミランとしては完全移籍オプション(もしくは義務)が付いたレンタルを希望している。ただ、バルセロナは買い戻しオプションを付けて2000万ユーロで売却したいようだ。
またサイドバックではリカルド・ロドリゲスが移籍を望んでいる。スイス代表としてEUROに出場するため、コンスタントにプレーできる環境を求めているためだ。そのため、ミランはテオ・エルナンデスの控えが必要になるかもしれない。