スクデットの夢がほぼ消えたミラン 「泣きたくなるほど攻撃陣が…」専門メディアが嘆く

課題を見落とさないアッレグリが希望か

ミランは6日に行われたセリエA第31節でナポリに敗れ、3位に転落した。首位インテルとの勝ち点差は9に広がり、わずかに抱いていたスクデットへの希望はほぼ断たれている。

『MilanNews』は、「泣きたくなるほど攻撃陣が悲惨」と綴り、アタッカー陣の不振にフォーカスした。

勇気なき敗北と消えた攻撃性

同メディアは、全体として、チームに勇気が足りないと指摘している。

「スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナを後にするミランの姿は、あまりに力ないものだった。勝利への執念を感じさせぬまま敗れるという事実は、ティフォージにとって受け入れがたいメッセージとなった」

内容以上に、メンタル面がミラニスタの期待を裏切ったと記した。

5人のFW起用も「ゼロ」の脅威

ただ、同メディアは「目標に到達するためには、さらなる勇気と主体性が必要なのは明白だが、この日のミランが見せたのはゴール前での徹底した停滞感であった」と、FWの不振が深刻な問題だと指摘する。

ナポリ戦で起用されたクリストファー・エンクンクとニクラス・フュルクルクの2トップはいずれも不発。この2人については「シンプルに能力不足」と断じた。

また、コンディション不良により終盤の登場となったラファエル・レオン、負傷明けのサンティアゴ・ヒメネスもインパクトを欠いた。クリスティアン・プリシッチに至っては100日間ゴールから遠ざかっており、「メンタルブロックに苦しんでいる」と分析。「ミランの基準に見合うパフォーマンスを見せているFWは一人もいないのが現状だ」と嘆いた。

「次シーズンに向けて、この現状は避けて通れない課題だ。ミランには、違いを作り出し、確実にスコアを動かせるストライカーが必要である。前線の整理を行い、実力のある選手を補強して再出発を図らなければ、毎年同じ“未完のミラン”という失望を繰り返すことになるだろう」と結論づけている。

アッレグリの意思と強化への要求

厳しい現状の一方で、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の存在は希望として捉えられている。

指揮官は試合後の会見で、前線の得点力が不十分であることを指摘。言葉を選びながらも、課題を見落としていない姿勢を示した。イタリア代表の不振に伴う後任候補として名前が挙がることもあるが、アッレグリ本人はミランでの続投を望んでいるとされる。

指揮官は続投の意志を持つと同時に、今夏の市場での戦力拡充を強く求めている。勝負どころで冷静に立ち回れる「完成された経験豊富な選手」の必要性を暗に示唆した。

近年、頼れるストライカーの獲得に失敗し続けている印象のミラン。今オフに誰を連れてこられるかが、来シーズン以降の結果に直結しそうだ。

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