セスクは前回対戦の敗因を分析「ミランには経験に裏打ちされた落ち着きがあった」
18日にセリエA第24節延期分のミラン対コモが行われる。ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ、コモのセスク・ファブレガス両監督が試合前日会見に臨んだ。
1月に行われた前回対戦では、コモが内容で圧倒しながらも、ミランがマイク・メニャンの壁とアドリアン・ラビオの決定力で3−1と勝利。スタッツを超えた「個の力」と「経験」の差が勝敗を分ける形となった。
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アッレグリ:周囲の雑音を排し、前だけを見る
アッレグリ監督は、熾烈を極めるスクデットレース・UEFAチャンピオンズリーグ出場権争いについて、冷静な姿勢を崩さない。
「争っているのは我々だけではない。残り13試合、何が起きても不思議ではないんだ。相手の順位に関係なく、我々は慎重に進む必要がある。外部の要因(他チームの動向)にエネルギーを費やすべきではない。今は周囲の雑音に惑わされず、自分たちの足元だけを見るときだ」
負傷者の状況についても語った。
「出場停止のラビオを除けば、チームの状態はおおむね良好だ。サレマーカーズも戻ってきた。プリシッチは小さな違和感を抱えているため、明日の朝まで出場を見極める。ヒメネスも早期の合流を期待している。ラファエル・レオンの状態は非常に良く、昨日のトレーニングも素晴らしかった」
また、中盤でタクトを振るうルカ・モドリッチに対し、最大級の賛辞を送った。
「ルカの秘訣は、サッカーに対する純粋な情熱と愛だ。50本パスを通して1本ミスしただけで、自分に腹を立てて謝る。あのトレーニングへの落ち着き払った姿勢から、若手は多くを学ぶべきだ。決定的な瞬間、彼の顔つきは一変する。それこそが本物のカンピオーネの証だ」
ファブレガス「ミランは落ち着いていた」
対するコモのセスク・ファブレガス監督は、前回対戦でミランを凌駕するスタッツを残しながらも勝ち点を落とした要因を、精神面に求めた。
「実のところ、我々はビッグクラブではない。数字上はもっと上の順位にいてもおかしくないことを示してはいるが、トップクラブのような安定感はまだない」
「コモでのミラン戦で私が感じたのは、トップレベルの試合において、ミランはこちらに苦しみながらも、非常に落ち着いていたということだ。彼らは自分たちの瞬間を待っていた。これは経験によってのみ得られるものだ」
セスクは、ミランの重鎮を引き合いに出して自軍の若手たちとの差を語る。
「モドリッチのような選手は、あらゆることを経験してきたから動じることはない。15万人の前でプレーしても変わらないんだ。しかし、我々の選手はそうではない。それを理解させることが私の役目でもある」
「セルジ・ロベルトやモラタを除けば、我々は平均年齢が最も低いチームだ。ガスペリーニはある試合の後、『クラブはU-23のチームを作りたいのか、チャンピオンズリーグ(CL)に行きたいのかをはっきりさせるべきだ』と言った。我々は今、U-22やU-23といった若いチームをトレーニングしている。良いシーズンを送っているよ。ローマはCL出場のために4人の選手に巨額の投資をしたが、我々は違う。昨日スウェーデンに免許を取りに行ったばかりの18歳の選手(アドリアン・ラド)を獲ったようなチームなんだ」
ミランは前回対戦のキーマンだったラビオが不在だ。
「だが、彼らには例えばヤシャリもいる。ミランは偉大なチームだ。今シーズンはまだ2敗しかしていないし、試合の進め方を熟知している」
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