ラファエル・レオン批判家カッサーノ、少年の質問にタジタジ

「欲しいのは兵隊?天才? はっきりしないよ!」

アントニオ・カッサーノが、思わぬ強敵にやり込められた。

先週、YouTubeチャンネル『Viva El Futbol』の企画でカッサーノの故郷バーリを訪れ、ステージでのトークショーを行った際に起きた少年とのやりとりが話題となった。

カッサーノは事あるごとに、ミランのラファエル・レオンを批判してきた。これに日ごろから不満を持つミラニスタは少なくない。壇上に立った少年、エマヌエーレくんもその一人だったようで、用意してきた紙を読み上げ、カッサーノに問い詰めた。

「アントニオ、あなたがレオンにあれだけ突っかかるのは、本当は彼のことが大好きだからではないですか? 今のセリエAで、かつてのあなたみたいな『洗練』と『大胆さ』を持ってるのが彼だと思っているからでは? それとも、あなたも結局は才能を批判するような結果至上主義者になったのですか?」

立って質問するエマヌエーレ少年に着席を促しつつ、耳を傾けたカッサーノはこう答えた。

「いいかい? オレがレオンを批判するのは、あいつが自分のことをフェノーメノだと思い込んでるからなんだよ。あいつはラッパー気取りで、年に800万ユーロも稼いでる。でも、1シーズンに3ゴールしか決めない(※今季はすでに8ゴール)。あいつに才能なんてないよ」

しかし、少年は怯まない。会場を爆笑と喝采の渦に巻き込む見事なカウンターを見せた。

「違うよ。笑顔でディフェンダーを抜き去り、クレイジーな魔法を見せる。それが『洗練』でないなら、今のセリエAに何が残っているっていうの? あなたが欲しいのは兵隊なの? それとも天才なの? アント、はっきりしなよ!」

カッサーノは苦笑いしながら、「オレは天才だったが、レオンは天才じゃない。君は違う考えなんだろ? レオンが好きなのか?」と返すと、エマヌエーレ少年は「それは一つの意見です」と冷静にいなし、大人びた余裕すら見せた。カッサーノは大笑いし、「もうこの子を連れて行こう。ヴェントラよりよっぽど詳しい。お手上げだ」と降参した。

この素敵な掛け合いは、エマヌエーレ少年を満足させたようだった。

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