ミラン監督時代の成果は「ポジティブだった」と振り返る
2024/25シーズン途中からミランを指揮したセルジオ・コンセイソンが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで当時を振り返った。ミランのフロントから十分なサポートがなかったともらしている。
現役時代にラツィオやインテルで活躍したセルジオ・コンセイソンは、2024年末にパウロ・フォンセカの後任としてミランの監督に就任。すぐにスーペルコッパ・イタリアーナ決勝でインテルを下してタイトルを手にしたが、セリエAでは8位に終わり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られず、続投とはならなかった。
ミランで過ごした半年を振り返り、セルジオ・コンセイソンは次のように語った。
「私にとってはポジティブな期間だった。2016年以降、ミランでタイトルを獲得した監督はピオリと私の2人だけだ。ピオリはスクデット、私はスーペルコッパを勝ち取った」
「私の在任期間中の勝ち点を計算すると、つまり5位相当のペースだった。結果は出ていたと思う。ダービーに2回勝ったし、ローマ戦にも勝った。コッパ・イタリア決勝は残念だったが、納得できないこともいくつかあった」
納得がいかなかった点とは何だったのか。
「クラブの経営面で不安定さがあったし、チームの周囲の環境も良いものではなかった。だからこそ、我々が成し遂げたことには大きな価値があると思っている」
「それに加えて、クラブの首脳陣からのサポートがなかった」
「ひとつ例を挙げると、スーペルコッパに勝った直後、カリアリ戦があったが、その頃にはすでにクラブが他の監督を探しているという噂が出回っていた。私は勝つことと仕事に集中していたが、結果を求められる重圧の中で、あらゆる面において、しっかりと取り組む時間がなかった」
セルジオ・コンセイソンは、今年10月からサウジアラビアのアル・イテハドで監督を務めている。
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