8月末、センターフォワードを求めていたロッソネーリが獲得したのはトップ下タイプ
ミランは第14節を終えたセリエAで首位を走っている。苦手とするトリノに逆転勝利し、勢いがある。ただ、まだ解決しきれていない問題もある。その一つが、今夏に加入したクリストファー・エンクンクだ。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]エンクンクは今夏、ミランが移籍金3700万ユーロを投じてチェルシーから獲得した補強の目玉だった。しかし、得点はコッパ・イタリアのレッチェ戦で決めた1ゴールのみで、アシストも1つのみ。適応に苦しんでいる。
『イル・ジョルナーレ』は10日、「エンクンク獲得が決まった時、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は驚き、イグリ・ターレSDも冷ややかだった」と伝えた。
アッレグリ監督が驚いた理由は、クラブにペナルティーエリア内で得点力を発揮できるFWを求めていたにもかかわらず、やって来たのはトレクァルティスタだったからだという。
では、誰がエンクンクが連れてきたのか。
ここで登場するのは、ジョルジョ・フルラーニCEOだという。チェルシーと良好な関係がある幹部が交渉を進め、この大型移籍が実現したことを強調した。
エンクンクの加入が現場の意向による補強でなかったのかは当事者しか知り得ない。ただ、今のミランにセンターフォワードが不足しているのは明らかで、冬のテコ入れにも注目が集まっている。

