ミラン対コモ、オーストラリア開催は後退 AFCの条件に難色?

2月下旬にサン・シーロでの開催が濃厚に

セリエA第24節のミラン対コモは、サン・シーロでの開催に傾きつつある。『レプッブリカ』など複数メディアが10日に報じた。

Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]

ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック開催の影響もあり、2026年2月にサン・シーロで行われる予定だったミラン対コモは、オーストラリアのパースで行うことがUEFAから承認されていた。セリエAの公式戦として初の国外開催となる決定は、さまざまな議論を呼んでいた。

だが、最終的には、アジアサッカー連盟(AFC)が課した条件をレーガ・セリエAが許容できず、開催を諦めたという。特にレーガ・セリエAが難色を示したのは、審判団をオーストラリア人にすること、さらに大会の正式名称を使えず、「フレンドリーマッチ」としての開催になるという点だった。

ただ、このAFCの条件も複雑な内部事情があるかもしれない。セリエAの国外開催に反対するFIFAやUEFAからの“入れ知恵”により、AFCがレーガ・セリエAが受け入れないであろう条件をあえて提示した、という憶測もある。

レーガのエンツォ・シモネッリ会長は、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に公式書面を送り、この問題についての正式な立場を取るように求めているという。

いずれにしても、ミラン対コモのパース開催は事実上、実現困難となり、最終的には2月17日から24日の間に、サン・シーロで開催される可能性が高くなった。

●セリエA国外開催へ! ミラン対コモ、オーストラリア開催をUEFAが特例承認(2025/10/7)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!