近年苦手としているトリノとのアウェーゲーム
ミランは8日に行われるセリエA第14節でトリノと対戦する。マッシミリアーノ・アッレグリ監督が前日会見に臨んだ。
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「しっかりと準備する必要がある相手だ。過去12年で勝ったのは1度だけで、6分け5敗。直近3年はすべて負けている。謙虚な姿勢で臨まなければいけない。トリノはフィジカルに優れたチームで、最近の結果が芳しくない分、彼らのホームでの対戦は一層難しくなる。具体的で実利的な試合をする必要がある。シーズンの中でも大事な時期に入っている。1月末までに順位がある程度はっきりするだろう」
負傷者たちのコンディション
「サンティアゴ・ヒメネスにはできるだけ早く戻ってきてほしい。彼は技術的にも、人数的にも重要な存在だ」
「クリスティアン・プリシッチは昨夜熱を出したので、出場できるかどうかは様子を見る」
「アテカメはリハビリの最終段階にある。ユスフ・フォファナはサッスオーロ戦には戻ってこられることを願っている」
中盤の選手の得点が少ないことについて
「ルベン・ロフタス=チークがレッチェ戦でセットプレーから決めて以降、得点が止まってしまっている。だが、彼らは得点できる能力を持っている。セットプレーの精度を上げる必要がある」
「現状ではゴール数が少ない。ラツィオ戦でも失点してしまった。もっと改善しなければならない。守備面でもチーム全体で取り組まないといけない。個人的には木曜の守備は今季で最も良かったと思っている。ただ、それだけでは足りない。攻守両面での成長が必要だし、最終的な目標である“勝利”を忘れてはいけない」
今シーズンのセリエAで圧倒的なチームはあるか
「分からない。連勝できるかどうかにかかってくる。インテルとナポリはスクデットに一番近い戦力を持っているが、少ない勝ち点差で多くのチームがひしめいているのは異常な状態だ。だけど、そのうち差は広がっていくだろう。我々はその中に残らないといけない」
ファブレガスは「0-4で負ける方が、守備的に戦うよりマシ」と言っていた
「彼の発言は聞いていないし、私がそれについて何か言う立場ではない。ローマ戦では勝つための執念が足りなかった。それが改善すべきポイントだと考えている」
ユスフ・フォファナの代役
「ヤシャリには満足している。良い形で復帰してくれた。あのポジションでのプレーは初めてだったと思う。これまでは2ボランチやインサイドハーフとして出ていた。彼には大きな成長の余地がある」
「サムエレ・リッチは賢くて信頼できる選手だ。監督にとって、メンタル的に信頼できる選手がいるのは非常に大きい。スタメンでも途中出場でも、自分にできることをきちんと理解している」
「ルベンにはもっと自信を持ってもらいたい。自分のやっていることに確信を持つことが大事だ」
クリストファー・エンクンクについて
「金額のことは関係ない。選手として話すと、彼には素晴らしいテクニックがある。加入は遅れたが、サン・シーロでのラツィオ戦ではいいプレーをしていた。彼自身も、決定的な存在にならなければならないという自覚が必要だ。テクニック面では、止め方やパスの出し方を見るだけで、その質は明らか。だが我々が求めているのは、そうした技術を“結果”につなげられる選手。私はエンクンクに期待しているし、明日もゴールを決めてくれるかもしれない」
ミランの予想先発

指揮官が明かしたとおり、ミランはプリシッチが発熱で欠場の可能性が高いとみられる。前線はラファエル・レオンとエンクンクとなる見込みだ。
前節からの変更点は、フォファナのところで、ロフタス=チークかリッチが入る模様。『MilanNews』は、ロフタス=チークがポジション争いでわずかにリードしているとした。

