ミラノダービー勝利の強度を“格下”にも発揮できるか
ミランは23日、セリエA第12節でインテルと対戦し、1−0でミラノダービーを制した。マッシミリアーノ・アッレグリ監督が試合後の記者会見と『DAZNイタリア』で残したコメントを『MilanNews』が伝えた。
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試合後に笑顔でロッカールームへ駆け込んだ
「いい勝利だった。面白い試合だったと思う。前半は最初の15分間、少しぼんやりしていたが、その後はチームが良くなった」
反省点
「最後の局面で4〜5回、もっと良くできた場面があった。サレマーカーズをもっと使っていくべきだった。ディマルコが高い位置を取っていたから、そこを突けたはずだ。クロスの精度ももっと上げないといけない。その後インテルが前から来たときは、予備的なマークでしっかり守れた。彼らはプレスをかけに行ったときに、FWや中盤との連係で恐ろしいほど鋭くなる。セットプレーの守備でもまずまず良かったと思う」
勝てるはずの試合を落としたことへの後悔の方が大きいか、それとも直接対決に勝った喜びの方が大きいか?
「直接対決で勝てたのはうれしい。でも、シーズンによっては直接対決をすべて勝っても、下位チーム相手にポイントを落としてしまうこともある。結局、今の勝ち点は我々が得るべくして得たものだ。攻撃のプレッシングをもっと良くしていかないといけない。今週は全員で一緒に練習できるから、フィジカルの状態も上がってくるはずだ」
マイク・メニャンのPKセーブ
「クラウディオ・フィリッピ(GKコーチ)の仕事だ。あの分野ではトップ・オブ・トップの人物で、努力家だし、GKへのPK対策も非常にうまい」
この試合で得られた確信とは?
「この試合で分かったのは、自分たちがリズムをコントロールしないといけない試合では、それができる時間帯もあれば、できなかった時間帯もあったということだ」
「だからクレモネーゼ、ピサ、パルマ相手に失点してしまった。ハイレベルな試合では集中力を常に保たなければいけない。次のステップは、いわゆる“格下”との試合でどう戦うか」
「今夜の結果は、特にメンタル面で大きい。勝ち点5差をつけられる可能性もあったが、それは致命的ではないにしても、トップ4に残ることは非常に重要だからね」
クリスティアン・プリシッチとラファエル・レオンの共存
「うまくいったと思う。オーストラリアでもすでにうまく機能していた。エンクンクも重要な存在だ。我々には全員が必要だ。今週は全員がそろって一緒に練習できたことが大きな利点だった。練習のリズムも上がってくるからね」

