サン・シーロでイタリア代表からゴールを奪ったノルウェー代表FW
イタリア代表は、2026 FIFAワールドカップ(W杯)ヨーロッパ予選でノルウェー代表に敗れた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ノルウェー代表FWヨルゲン・ストランド・ラーセンのことを思い起こしている。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]ストランド・ラーセンは、イタリア代表との試合でゴールを決めた25歳の長身FW。ノルウェー代表といえば誰もがアーリング・ハーランドを思い浮かべるが、ウルヴァーハンプトンに所属するストランド・ラーセンは昨季のプレミアリーグで14ゴールを挙げた実力者で、今年夏にはニューカッスルが移籍金5000万ユーロのオファーを提示したとも言われる。
そんなストランド・ラーセンも、若手時代に1年間だけイタリアでプレーした経験がある。
2017年夏、ミランがノルウェーのサルプスボルグからレンタルし、プリマヴェーラに在籍した。マルコ・パソット記者は、「買い取りオプションはわずか20万ユーロだった。チームにもすぐに溶け込み、礼儀正しく、プロ意識も高かった。イタリア語の習得も早く、将来を嘱望されていた。だが、経営陣の交代でクラブの関心は別の方向へ向かってしまった」と才能が開花する前に去ったストランド・ラーセンに言及した。
ストランド・ラーセンはその後、オランダ、スペインでの活躍を経て、プレミアリーグを代表するストライカーになり、サン・シーロで成長した姿を見せた。
いまのミランはセンターフォワードに悩みを抱えているだけに、なおさら“逃した逸材”の大きさを痛感しているかもしれない。

