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ミラン、3期連続黒字 モラタの獲得は損失、意外な収入源はスソ

2024/25シーズンの決算を発表

ミランが5日に株主総会を行った。2024/25シーズンの決算が明らかになっている。

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ミランは3期連続の黒字を計上した。パオロ・スカローニ会長は、放映権収入や選手移籍益を除いた収益が2019年の9000万ユーロから2億4000万ユーロの約3倍に増加したことを強調し、クラブとしての成長に手応えを語った。

また、選手の入れ替わりでは過去4年間で6200万ユーロを獲得している。スカローニ会長は、インテルが2億2000万ユーロ、ナポリが1億9300万ユーロとなっていることを引き合いに出し、「決算でバランスを取るために、ほかのクラブよりも選手を売却する必要が少ないから」とした。その上で、「今期はラインデルスの売却により大きな利益を生み出したため、少し当てはまらない」と述べた。

昨季加入した選手たちの移籍金

『MilanNews』は2024/25シーズンに獲得した選手たちの正式な移籍金を伝えた。

  • エメルソン・ロイヤル:1601.5万ユーロ
  • ユスフ・フォファナ:2600万ユーロ
  • アルバロ・モラタ:1718.4万ユーロ
  • ストラヒニャ・パブロビッチ:1850万ユーロ
  • シルヴァーノ・フォス:275万ユーロ
  • タミー・エイブラハム:1500万ユーロ
  • ウォーレン・ボンド:1052.6万ユーロ
  • サンティアゴ・ヒメネス:3020万ユーロ
  • ジョアン・フェリックス:292.3万ユーロ
  • アンドレア・ソッティル:75万ユーロ
  • カイル・ウォーカー:0

特に注目されているのはアルバロ・モラタの取引だ。これまでアトレティコ・マドリーには、契約解除条項に基づく1300万ユーロの支払いとされていたが、実際には400万ユーロ以上高かった。コモにどのような形で放出したかは、今後の決算で明らかになる。

ボーナスや再売却による利益

また、すでにミランを去った選手たちがもたらした利益も明らかになっている。

  • ダニエル・マルディーニ:650万ユーロ(再売却条項)
  • マルコ・ブレッシャニーニ:600万ユーロ(再売却条項)
  • サンドロ・トナーリ:190万ユーロ(ボーナス発動)
  • マルコ・ナスティ:50万ユーロ(ボーナス発動)
  • ピエール・カルル:24.2万ユーロ(ボーナス発動)
  • シャルル・デ・ケテラール:48.9万ユーロ(ボーナス発動)
  • スソ:24.4万ユーロ(ボーナス発動)

こちらで注目されているのはスソだ。2020年夏にセビージャへ完全移籍したスソは、いまだにミランに利益をもたらしていたことは驚きといっていい。なお、スソは昨季限りでセビージャを退団し、現在はカディスに所属している。

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