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ミランに逆転負けのフィオレンティーナは判定に不満「ヒメネスが倒れていたのは滑稽だった」

「主審は判定を貫く勇気がなかった」とプラデーSD

ミランは19日のセリエA第7節でフィオレンティーナと対戦し、2−1で勝利を収めた。しかし、フィオレンティーナ側は判定に不満を訴えている。ダニエレ・プラデーSDが試合後、『DAZNイタリア』でコメントを残した。

開幕から未勝利が続くフィオレンティーナは、55分にロビン・ゴゼンスのゴールで先制し、勝利に向かっていた。

しかし、63分にラファエル・レオンのゴールでミランが同点とすると、終盤にはPKを獲得。これをラファエル・レオンが決めて、逆転に成功した。

プラデーSDは、サンティアゴ・ヒメネスがファビアーノ・パリージに倒されてミランに与えられたPKに不満を持っており、試合後、次のように語っている。

「VARが審判を呼び出すのは重大な誤審があったときだけのはずだ。つまり今回はVARの大きなミスだということだ。マリネッリ主審は自分の判定を貫く勇気がなかった」

「今の気持ちは言葉にできない。我々は命懸けで戦っているのに、こんなことは許されない。これはスキャンダルだ。相手は20分もピッチに倒れたままで、接触すらしていない。滑稽だった。見ていて気持ちの良いものではない」

「フィオレンティーナは素晴らしい試合をした。ハートで戦ったし、こんな負け方をするチームではない。相手があり得ない形で倒れた直前には、ラニエリへのファウルがあった。あれは退場でもおかしくなかったのに、出たのはイエローだけだった。その間に選手がピッチを離れていて、我々は10人で失点した。順位も厳しい状況で、こんなことは想定していなかった。我々は本来こんなチームではない」

一貫性に欠ける判定:イタリアダービーではノーファウル

サンティアゴ・ヒメネスとファビアーノ・パリージの接触は81分の出来事。「相手は20分もピッチに倒れたままで、接触すらしていない」というのはやや過剰で、実際に接触はあった。ただし、顔を押さえて倒れ込むほどのコンタクトだったかは疑問符が付くところで、意見が分かれている。

この判定が議論を呼ぶのは、最近のジャッジと一貫性がないことも理由としてある。

ユヴェントス対インテルのイタリアダービーでは、同じような形でアンジェ=ヨアン・ボニーがケフラン・テュラムと接触したが、ファウルにはならなかった。これはペナルティーエリア外の接触だったが、ヴァシリエ・アジッチの決勝点につながったことを考慮すると、同様のケースと言える。

今回のヒメネスのシーンは、ノーファウルならノーファウルで議論になることは避けられないが、同じような接触に対しての判定に違いが生まれている現状だ。

ミランがPKを獲得したシーン

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フィオレンティーナ公式YouTube

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