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カッサーノ、ラファエル・レオンにまた毒舌「オルソリーニの方が上」

ミラン専門メディアは反論

アントニオ・カッサーノが、ミランのラファエル・レオンを非難した。6日の『Viva El Futbol』で語っている。

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ラファエル・レオンは8月のコッパ・イタリアで負傷してシーズン序盤は出遅れたが、ナポリ戦とユヴェントス戦で途中出場した。ただ、パフォーマンスレベルはまだ上がっておらず、決定機を逃したことで厳しい評価を受けている。

以前からラファエル・レオンに懐疑的なカッサーノは、この機を逃すまいと、再び痛烈な批判を浴びせた。

「オレがこの若手にまた文句つけてるって思われてるみたいだけど、オレはあいつのこと知らねえし、知りたいとも思わねえし、クソどうでもいいんだよ」

「ただ、オレはけっこう好きなんだよ。だってオレは怪物級の選手たちと一緒にプレーしてきたっていう最高の経験があるからな」

「彼は、右でも左でもまともにシュートできない。オレがあいつを叩いてるように見えるのかもしれないけど、それが現実だ。相手を背負ったプレーもできねえし、サッカーのアイデアがない。スピードだけはあるから、前にボール蹴って走る、それだけだ」

「一番気に入らないのは、彼が自分のことを“フェノーメノ”だと思ってるところなんだよ」

「でも、悪いのはあいつじゃなくてミランだ。ミランが800万ユーロなんて年俸を与えるからこうなる。もし年俸が100万とか150万だったら、オレも少しは違う見方をしたし、『まあいいんじゃね?』って思ってたよ」

「ここ4〜5年のレオンとオルソリーニを比べてみよう。現実はオルソリーニの方が800万もらってもいいレベルだし、レオンなんて200万もいらない」

「オルソリーニが特別好きってわけじゃねえけど、数字がすべてを物語ってる。これはゴールとかアシストの話じゃねえ。もっと総合的なパフォーマンスの話だ。で、オルソリーニはボローニャ、レオンはミランで一流の選手たちとやってるわけだ」

ラファエル・レオンとリッカルド・オルソリーニ

『MilanNews』は、カッサーノの指摘に反論するかたちで詳細なデータを紹介した。

ラファエル・レオンは、過去5シーズンで187試合に出場し、57得点54アシストを記録。1.7試合あたり1ゴール関与となっている。

一方のオルソリーニは、138試合出場で45得点15アシストで、2.3試合に出場する度に1ゴールに関与している計算だ。

カッサーノは「ゴールとかアシストではなく、もっと総合的なパフォーマンスの話」としているが、『MilanNews』は「常にミランで違いを生み出してきた若者を、スポーツ的に叩き潰すのは正しいことだろうか」と記し、「彼がミスするたびに十字架にかけるような扱いをするのは、論理的にもスポーツ的にも全く筋が通らない。多くの人がそう語ろうとしても、世界には彼より明らかに上の選手なんて、そうそういない。そして、仮にいたとしても、それは今のミランが手の届く存在ではない」と結論づけた。

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