ビジャレアル対バルセロナはマイアミで
2026年2月に開催を予定しているセリエA第24節のミラン対コモがオーストラリアでの開催をUEFAに承認された。
この時期、サン・シーロはミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックで使用されるため、ミランは例外的に国外開催を要請していた。
UEFAは原則として、国内リーグ戦の外国開催を反対する立場であるものの、「グローバルレベルでの規制の空白により例外的に承認された」とのこと。ミラン対コモのほかに、スペイン・ラ・リーガのビジャレアル対バルセロナのマイアミ開催も承認されている。
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、「リーグ戦はホームでプレーされるべきだ。他の決定は最も忠実なファンを奪い、競技に潜在的に歪曲的な要素を導入するだろう」としつつ、「我々の協議によって、これらの懸念が広がっていることが確認された。このような繊細な問題について建設的で責任ある取り組みをしてくれた55の国内連盟に感謝したい。これらの2試合を諦めるのは残念だが、この決定は例外的であり、先例と見なされるべきではない」とコメント。「我々の約束は明確だ:国内リーグの整合性を保護し、サッカーがそのホーム環境に根ざし続けることを保証する」と強調した。
また、レーガ・セリエAも声明を出し、「これは380試合のリーグ戦のうち1試合だけであることを強調すべきだ」と記した。
なお、オーストラリア開催はまだ正式決定ではなく、今後は国際サッカー連盟(FIFA)およびオーストラリアサッカー連盟の承認も必要とされる。
会場はオプタス・スタジアム
このまま開催に向かうことになった場合、オーストラリア・パースのオプタス・スタジアム(収容人数6万1266人)で開催される予定だ。
同スタジアムでは、2024年5月31日にローマとの親善試合が行われ、ミランは2−5で敗れている。
なお、『MilanNews』によれば、シーズンチケット保有者は、この試合についての払い戻しを受ける権利があるとのことだ。
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