モドリッチとデ・ブライネについても
ミランはセリエA第5節でナポリを下し、各方面から称賛を浴びている。パオロ・コンドー記者は、『コッリエレ・デッラ・セーラ』で、今季のミランを称え、優勝争いへの期待を綴った。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】「ミランは昨夜の熾烈な戦いを終え、休息へと向かう。その耳元には、フリードリヒ・ニーチェの明言がこだまする――“殺されなかったものは、我々を強くする(What doesn’t kill you makes you stronger)”」
「エストゥピニャンの愚行(退場)は、完璧だった前半を台無しにしかねない一滴の毒。落ち着いており、ジャズのように優雅なカルチョ。対戦相手の守備陣の崩壊によって助けられたとはいえ、それだけで説明できるものではない」
「数的不利に追い込まれたことで、ミランはその姿を変貌させた。もはや“魅せる”のではなく、息をもつかせぬ“闘い”へ。まるで剣闘士の集団のように。それでも彼らは勝利を持ち帰った。勝ち点3だけでなく、“2つの戦い方を知っている”という自信までも」
「ユヴェントス対インテルは、訪れた時期が早すぎた。展開はナイーブで、結果にさえどこか幼さが漂っていた。それに比べて、ミラン対ナポリは極めて上質な直接対決だった」
両チームの新加入スターにも言及した。
「ルカ・モドリッチは、あらゆる場面で、正しい選択を成し遂げる“永遠の父”のような存在。アッレグリのカルチョを華やかに彩った後、嵐の中でもその舵を取る羅針盤で、まさに驚異的な存在だ」
「ケヴィン・デ・ブライネは、予想されたほどには試合を左右できていない。フィジカルの衰えと、彼の代名詞だった“レーザーパス”が影を潜めており、それが響いている。シティ時代のようにはいかない」
「コンテは彼を再び途中交代させたが、今回はマンチェスターのときよりも納得していない様子だった。もしそれが彼の誇りからくる反応なら、むしろ歓迎すべきことだろう」