ヒメネス決定機逸、メニャンとパブロビッチは負傷
ミランは14日、セリエA第3節でボローニャと対戦し、1-0で勝利を収めた。
ミランは61分、アレクシス・サレマーカーズの折り返しからルカ・モドリッチが決め、移籍後初ゴールを記録。これが決勝点となり、ミランが今季ホーム初白星を手にしている。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】ただ、試合中には要素も多くあった。前半終盤にはストラヒニャ・パブロビッチが負傷交代すると、後半にはマイク・メニャンがふくらはぎを痛めて退いた。
注目のサンティアゴ・ヒメネスは2度のポスト直撃シュートがあり、得点に恵まれず。エストゥピニャンとサムエレ・リッチもポストに嫌われ、追加点を奪えなかった。
85分には、クリストファー・エンクンクが相手ペナルティーエリア内で倒されたが、PKは与えられず。これに激怒したマッシミリアーノ・アッレグリ監督が退席となった。
ミランの主な採点は以下の通り。
ミラン、ボローニャ戦の主な採点
ルカ・モドリッチ
MilanNews:7.5 – 誕生日の週を、自身初のミランでのゴールで締めくくった。前半はサレマーカーズとエストゥピニャンを活かすべく、パス回しに変化を与えようと試みた数少ない存在。後半はテンポを上げ、試合を決定づける存在に。交代時にはヒメネスへのブーイングを制止するようスタンドに呼びかける一幕も。
TMW:7.5 – ミランの“灯台”。巧みなパスで試合を組み立て、61分には右足でゴールを決めて勝利をもたらす。経験と技術をチームのために最大限活かした。
スポルトメディアセット:7 – ミランでの初ゴールは、チームにとって非常に大きな3ポイント。40歳とは思えぬテクニックで、ボールを触るたびに観客を魅了した。
アドリアン・ラビオ
MilanNews:7 – 中盤にこれほどの選手がどれだけ待ち望まれていたかを実感させる内容。自らのエリアを完全に支配し、相手の動きを封じた。モドリッチとのコンビネーションも素晴らしく、リーダーシップを発揮。
TMW:6.5 – 他の選手に比べて目立たないが、守備と無駄のない動きで確かな貢献。ボール奪取やスペースの使い方など、質の高いプレーを見せた。
スポルトメディアセット:7 – アッレグリが迷わず投入し、その期待に応えた。出場直後から動き回り、中盤を活性化。まるで長年このチームにいたかのようなプレーだった。
ルベン・ロフタス=チーク
MilanNews:6 – スペースがある場面では持ち味を発揮できるが、密集地帯では判断ミスが目立った。ただ、交代が近づいていた時間帯にモドリッチの得点へとつながるカウンターを開始し、自らも組み立てに関与した。
TMW:6.5 – パワフルな突破で数的優位を作り、攻撃の起点にもなった。モドリッチのゴールを生んだプレーで再び存在感を示し、現在のミランで最も調子の良い選手の一人であることを証明した。
(→65分) クリスティアン・プリシッチ
MilanNews:6.5 – ロフタス=チークよりも一段階ギアの違うプレーを見せ、サン・シーロを沸かせた。レオン不在の中で輝きを放ち、PKを得てもおかしくない場面も。
TMW:6.5 – 登場直後からエネルギッシュかつ創造的なプレーを披露。ヒメネスへ絶妙なスルーパスを送るも、決定機には至らず。攻撃に活力を加えた。
サンティアゴ・ヒメネス
MilanNews:5 – プレスでの奮闘は評価されていいが、消耗が激しく、チャンスでの精度を欠いた。特に終盤のポスト直撃は痛恨。スタジアムからは厳しい反応を受けたが、モドリッチやアッレグリのフォローがあった。
TMW:5.5 – ハードワークは光るが、前半のシュートはGKに阻まれ、後半はポストを直撃。献身的な姿勢は評価されつつも、ゴールには届かず悔しい内容に。
スポルトメディアセット:5 – 精神的な不安定さがプレーに表れた。3度の決定機を外し、うち1つはGKとの1対1でトラップミス、もう1つはGKをかわした後のシュートがポストに嫌われた。
(→84分) クリストファー・エンクンク
スポルトメディアセット:6.5 – 出場時間は短かったが、ボールを保持し、存在感を発揮。終盤にはPKを得てもおかしくないプレーも見せた。