ミランがクレモネーゼに敗北
ミランは23日、セリエA開幕戦でクレモネーゼをホームに迎え、1−2で敗れた。マッシミリアーノ・アッレグリ監督が試合後、『DAZNイタリア』と『ミランTV』でコメントを残した。
試合についてのコメント
「残念ながら、自分たち自身でも予想していなかった試合を落としてしまった。もっと危険を察知する力を高める必要がある。今夜の2失点は、もう少し注意していれば防げたものだった」
守備面の改善については?
「こういう状況に対して、危険を察知する意識を高める必要がある。守備の選手が危険を感じ取れなければ、いつでも失点する可能性がある」
攻撃面でも改善が必要?
「間違いなく必要だ。守備と攻撃はつながっている。ボールに対して強い気持ちで飛び込んでゴールを狙う意識があれば、守備面も改善できる」
試合中のメモは?
「何か特別に書いたというわけではない。内容だけ見れば、枠内シュートはたくさんあった。ただ、どれだけ強い気持ちで攻めて、どれだけ集中して守るかで差が出る。もっと注意深くやるべきだったが、幸いにもシーズンは始まったばかりなので、これから改善できる」
ミランは人数的に不完全?
「今、スカッドについて評価するのは意味がない。これまでも良い準備ができていたし、これからも続けていくつもりだ。セリエAでは、クレモネーゼのように厄介なチームに当たることもある。彼らは何も盗んでいない、正当に勝利した。我々は2つのミスで負けた。ボールを持っている時も、持っていない時も、もっと強い気持ちを持たなければならない」
この“強い気持ちの欠如”にどれくらい不安を感じている?
「最初の試合はいつも難しいし、コンディションも万全とは言えない。こういう試合では絶対に失点してはいけないのに、してしまった。追いつくことはできたが、後半には得点になりそうな場面もあった。決めきれず、彼らにクロスからゴールを奪われた。彼らがクロスに強いのは分かっていた。こういう場面に対して取り組んでいかなければならない。毎回2失点するわけにはいかない」
今夜、何が予想外だった?
「今日の失点の仕方を見ても、我々がまだ改善できていないのは“危険を察知”する力だ。ペナルティエリア内で5対3になっているのに、相手にフリーで飛び込まれてしまう。それはあり得ない。低い位置から全速力で持ち上がってきているのに対応できていない。危険を感じ取らなければ、いつでも失点する可能性がある」
サンティアゴ・ヒメネスについては?
「少しコンディション的が遅れているが、全力は尽くしていた。最後に素晴らしいヘディングのチャンスもあったが、うまくいかなかった。ただ、これは彼個人の問題ではなく、我々全体の問題だ。我々は責任を持って、しっかりとした準備をして試合に臨まなければならない。ああいった失点の仕方は絶対に許されない」
昨季ナポリも初戦を落としたが?
「昨年のことは関係ない。我々は今日のネガティブな要素の中にもポジティブを見つけるべきだ。月曜日にトレーニングを再開したら、レッチェ戦に向けてしっかり準備しなければならない。あのスタジアムは難しい。きれいな試合だけをしようとしていたら、誰にでも勝てるし、負けもするし、引き分けもある。そんな戦い方ではチームに安定感が生まれない。我々は改善していたのに、今夜はこの2つのミスでつまずいてしまった」