ミランは開幕戦でクレモネーゼと対戦
ミランは23日、セリエAの開幕戦でクレモネーゼをホームに迎える。マッシミリアーノ・アッレグリ監督が、試合前日会見に臨んだ。
いよいよ開幕
「明日からシーズンが始まる。重要な試合だし、私自身もすごく楽しみにしている。1年ぶりにベンチに戻るからね。コッパ・イタリアでたくさんの人が来てくれたのは本当にうれしかったし、明日も多くのティフォージが来てくれるはずだ。うまく取り組んで、少なくとも3月まではベストな状態を保てるようにしたい」
哲学
「我々は全ての相手をリスペクトできるチームでなければいけない。試合はピッチの上で勝ち取るもの。明日、2-0のアドバンテージを持って始まるわけではない。結果を出すには謙虚さと賢さが求められる。どの試合も難しくなるはずだから、相手へのリスペクトは常に必要だ」
ミランはスクデットの本命か?
「少なくとも8チームはある。でも、いつも本命は前回の優勝チームだ。バランスを保ちながら、うまくやらなければならない」
3バックか4バックか
「どうプレーするかよりも、どんな特徴を持った選手たちがいるかが大事だ。バランスと秩序を保つことが重要で、それから選手たちのクオリティや特徴を見て判断していく」
移籍市場について
「クラブは出入り両方で良い仕事をしてくれた。日々クラブの幹部たちと連絡を取って、目標を確認しつつ、何が起こり得るかを見ている。でも今は明日の試合に集中することが大事だ」
ルカ・モドリッチについて
「技術的に語る必要はない。キャリアがそれを物語っている。彼は外側でボールを扱うことが多く、それができる選手は少ない。非常に謙虚な選手だ。10年前のフィジカルはないが、我々でうまくマネジメントしていく。フィジカル的にもとても良い状態にある」
2010年のようなサン・シーロの熱気をもう一度?
「それを引き出せるかは自分たち次第。勝利やパフォーマンスで観客を引きつければ、スタジアムは間違いなく力を貸してくれる」
大きなことを成し遂げる責任を感じている?
「アッレグリがいるからといって、自動的にミランが勝つわけではない。ビッグクラブでは監督でも選手でもなく、クラブの歴史が重要だ。ここにいる以上、ふさわしい仕事をしてミスをしない責任を感じなければならない。ミランは全ての上にある存在。そのミランが来季チャンピオンズリーグに戻れるよう、全員で努力しなければならない」
もう一人センターバックを獲得する可能性は?
「今いる選手たちには満足している。トモリやデ・ヴィンターは中央でプレーできるし、パヴロヴィッチやアテカメも異なる特徴を持っている。カンピオナートはだいたい、ベンチから出てくる選手たちがカギを握るものだ」
前線3人の形でミランは戦う?
「これまでもずっとやってきた。ラファは前線でプレーしているし、サレマーカーズやプリシッチとの組み合わせも見られた。サンティ(ヒメネス)もプレーしているし、チュクウェゼもいる。チームに良いスピリットがある」
中盤について
「今日はモドリッチを先発で使うかどうかを決める。ロフタス=チークとフォファナには、2人合わせて最低15ゴールという目標を課している。それは私にとって重要なものだ」
ラファエル・レオンのコンディションは?
「特に変化はない。コンディションは良いし、できればレッチェ戦で使いたい。そうでなければ代表戦明けに起用することになる」
昨季のミランはあまり良くなかった。選手たちをどう見ている?
「ピッチで証明するしかない。言葉ではなく行動でね。このチームには素晴らしいポテンシャルがある。私はいつも言っているが、優れた選手はさらに優れた選手になれるが、ダメな選手は少しは良くなってもそれまでだ。ここには強い選手たちがいる。ただ、それを全員に見せつけなければならない。チームとしての連係を見つけることがカギになるし、昨季のことを私は評価しない。中にいた人たちにしか分からないことだと思っている」