大本命の加入は進みそうだが、交渉はすでに約2カ月
ミランは、クラブ・ブルッヘのアルドン・ヤシャリ獲得を進めている。獲得に近づいてきたようだが、交渉はスムーズには進んでいない。
メルカートで仲介業を担当するダリオ・カノーヴィは『TMW』に対し、「最終的には決まるだろう。双方にその意思がある」と述べた。
ファブリツィオ・ビアジン記者も「ミランの大本命で、ミランは獲得のためにできる限りのことをした。感覚的にいえば、最終的にはなんとか折り合いが付くだろう」と、取引自体はまとまるとみている。
ただし、同記者は「相手は聞く耳を持たない。4000万ユーロを要求され3900万ユーロで打診しても、返事すらない。ヤシャリは確かに良い選手だが、クラブ・ブルッヘは彼をまるでグロンキ・ローザ(印刷ミスによって生まれたレア切手≓過大な評価で神格化しているというニュアンス)のように扱っている。正気の沙汰ではない」とも記した。
ベルギー『HLN』によれば、ミラン側のプレッシャーはむしろクラブ・ブルッヘ首脳陣の若干の反感を買っているが、「イタリア側の即興芝居まがいの行為に、苛立つことも焦ることもない」という。
クラブ・ブルッヘはすでに後釜としてインテルからアレクサンダル・スタンコビッチを獲得しており、慌てることなく、ミランの動きを見守る立場のようだ。