大型トレード実現なるか
ミランとユヴェントスの間で、大型トレードが成立する可能性が浮上している。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ドゥシャン・ブラホビッチとマリック・チャウの交換が検討されていると報じた。
ミランは現在、FWの補強を進めており、そのターゲットの一人として、ユヴェントス退団が噂されるブラホビッチの名前が挙がっている。
ユヴェントスは、構想外で年俸負担の大きいブラホビッチを、契約満了を迎える前に売却し、一定の移籍金を得たい考えだ。そこでミランは、チャウを交渉材料としてユヴェントスと協議を重ねているという。
ユヴェントスは若手DFの補強を課題としており、チャウはまさにうってつけの人材。こうした背景から、このトレード案は双方にとって理にかなったものと考えられている。
問題は2つ。まずは、ブラホビッチの年俸だ。ユヴェントスで1200万ユーロを受け取っているブラホビッチがミランにいくらを求めるかがカギとなる。また、選手の評価額をクラブ間でどうすりあわせるかも詰めるべきテーマだ。
チャウの現状
『MilanNews』によれば、チャウはミランでマッシミリアーノ・アッレグリ監督の評価を高めている。アーセナル戦のパフォーマンスも好印象で、チャウ自身も指揮官との関係性に満足しているという。
シンプルなトレードは成立するのか
チャウはコモに移籍金2500万ユーロで加入するはずだったことを考えると、フリーになる可能性すらささやかれるブラホビッチと価値が釣り合うかどうかは、このトレードを成立させる上での大きな焦点となる。
ミランは9番のユニフォームを用意しおり、ブラホビッチの名前をプリントする準備ができているというが、交渉は加速するだろうか。