テオ・エルナンデスが復活？ ヨビッチは評価分かれる
ミランは11日、セリエA第32節でウディネーゼと対戦し、敵地で4-0の完勝を収めた。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
試合内容
ミランは3-4-3の新フォーメーションでスタートすると、開始20秒でタイアニ・ラインデルスが決定機を迎えた。これは相手GKに阻まれたものの、苦手とする前半で好スタートを切る。
42分、ミランはユスフ・フォファナのボール奪取からラファエル・レオンがゴールを決めて先制すると、前半終了間際にはCKのチャンスでストラヒニャ・パブロビッチがヘディングシュートを決め、2−0で折り返した。
後半に入ってマイク・メニャンとアレックス・ヒメネスの衝突というアクシデントがあったが、ミランの勢いは止まらず、テオ・エルナンデスとラインデルスのゴールでさらに加点し、4-0で大勝した。
久々のシーズンダブル
ミランは昨年10月、サン・シーロのウディネーゼ戦に1-0で勝利していた。シーズンダブル達成は17年ぶりのこと。歴史的に難しいとされるフリウリでのゲームで大勝したことは、今後に向けての自信につながりそうだ。
ミラン、ウディネーゼ戦の主な採点
ストラヒニャ・パブロビッチ
MilanNews：7 – 長らく3バックの一角でのプレーが適しているとされてきたが、この試合では自信に満ちた新たな姿を披露。前半終了間際には、決定的なヘディングシュートで先制点を奪った。
TMW：7 – ルッカとの激しい競り合いでも引かず、2点目となるヘディングシュートはまさに圧巻。
スポルトメディアセット：7 – フィジカルでルッカを圧倒し、守備でも隙を与えず。プリシッチのCKから頭で豪快に決め、セリエAでの2点目を記録した。
ユスフ・フォファナ
MilanNews：7 – コンセイソンの再編成によって輝きを取り戻し、中盤で支配的な存在に。重要なボール奪取からレオンのゴールにつながるアシストを記録。チームがコンパクトになったことで、判断もより明晰に。
TMW：6.5 – 状態が上向いている様子で、ピッチをしっかり掌握。レオンへの絶妙なアシストが光った。
テオ・エルナンデス
MilanNews：7 – フォーメーション変更が功を奏し、後半は完璧なプレーを披露。レオンとエイブラハムのサポートを受け、豪快な3点目を叩き込んだ。
TMW：7.5 – 序盤からキレのある動きを見せ、時間が経つごとに精度が向上。「かつての輝き」を感じさせるゴールを決めた。
スポルトメディアセット：7 – 序盤は精度に苦しむも、後半には勢いに乗り、エイブラハムのスルーパスから3点目を決めた。
ルカ・ヨビッチ
MilanNews：6 – ウディネーゼの守備網をかいくぐるため、エリア外での連係やスペースづくりに奔走。自身の動きからレオンの先制点が生まれた。
TMW：5.5 – 先発出場だったが、途中出場時のようなインパクトを残せず。
スポルトメディアセット：5.5 – 粗削りながらも献身的なプレーを見せたが、決定機にも絡めず終始低調。
(→73分) タミー・エイブラハム
MilanNews：6.5 – 自信に満ちたプレーで試合に入り、テオのゴールにつながるパス、さらにレオンへの展開から4点目の起点にもなった。
TMW：6.5 – テオへのアシストに加え、レオンのゴールの起点となるなど、途中出場で強いインパクトを残した。オフサイドで得点は取り消されたが、それでも十分な貢献。
スポルトメディアセット：6.5 – 終盤に投入されて2得点に絡む。テオへのスルーパス、レオンへのサイドチェンジといった技ありプレーで存在感を発揮。
ラファエル・レオン
MilanNews：7.5 – 右足で放ったシュートは完璧そのもの。ドリブルでは相手に囲まれても突破し、テオへの絶妙なヒールパスやラインデルスへの優しいアシストなど、まさに別格。
TMW：7.5 – 当初はフォーメーションとの相性を疑問視されたが、開始から圧巻のパフォーマンス。先制点を決め、テオのゴールにも絡み、最終的には4点目のアシストも。
スポルトメディアセット：7 – 前半はスペースを見つけづらかったが、フォファナのボール奪取から得たチャンスを逃さずゴール。ラインデルスへのアシストも見事だった。
セルジオ・コンセイソン監督
MilanNews：7 – 3-4-3（もしくは3-4-2-1）への布陣変更が的中。選手たちが新たな意欲を見せ、守備を固めたウディネーゼ相手にも見事に崩した。
TMW：7 – サプライズで3バックへ変更し、チームは高いパフォーマンスを披露。この布陣がミランの真の姿を引き出すのかもしれない。
