またも序盤に崩壊したミラン
ミランは5日、セリエA第31節のフィオレンティーナ戦を2-2で引き分けた。ミランOBのアレッサンドロ・コスタクルタは、守備に問題があると指摘した。
ミランは立ち上がりに2失点したが、その後の2得点で勝ち点1を得た格好だ。これまでも同じように序盤にビハインドを背負うことが多く、ミランの課題である。
コスタクルタは『スカイ』の番組で「90分間集中を保てない。それが継続性を欠く理由だ。チームに影響を及ぼす特定の選手たちが大きな欠点になっている。ミランは守備をどうにかしなければいけない」と述べた。
2失点目については、明確にマリック・チャウに責任があるとし、「それにしても、あの動きは理解できない」とコメント。深く考えずになんとなくラインを上げようとしたことでモイーズ・ケーンをフリーにしたアクションを酷評した。
チャウ、オウンゴール得点王
フィオレンティーナ戦の1失点目は、チャウのオウンゴールだった。この失点はチャウの責任ではないとしても、今季セリエAで最多オウンゴール得点者になってしまった。
チャウはこの失点で今季のオウンゴール数が「3」に。ウディネーゼのラウタロ・ジャンネッティ、レッチェのアントニオ・ガッロを引き離し、単独トップに浮上した。
セリエAで1シーズンにオウンゴールで3得点を記録した選手が現れたのは、27年ぶり。1997/98シーズンのジャン=ピエール・シプリアン(レッチェ)以来のことだという。
なお、セリエAの通算最多オウンゴール記録保持者はフランコ・バレージとリッカルド・フェッリの2人で、それぞれ8回自陣のゴールネットを揺らした。