選手たちと激しく対立した模様
ミラン次期監督の有力候補とされるロベルト・デ・ゼルビは、マルセイユでタフな一週間を過ごした。『ANSA通信』やフランス『L’Equipe』が伝えた。
UEFAチャンピオンズリーグ出場権争いを続けるマルセイユは、直近5試合で1勝4敗と苦しんでいる。特に1-3で敗れた前節スタッド・ランス戦後には、監督と選手の間に深い亀裂が生じたという。
ランス戦のあと、デ・ゼルビ監督はチームの姿勢を厳しく非難し、「私は家族に会えない。だから君たちも会えない」と合宿入りを宣言した。さらに、恥ずべき姿勢で試合に臨んだチームを指導するつもりはない」と述べてコーチ陣に練習を任せると、選手たちはスパイクを履かず、トレーニングを拒否する事実上のストライキを決行した。
デ・ゼルビは選手個人に対しても厳しく接した様子。施設の食堂でポル・リロラが笑顔だったところに出くわすとデ・ゼルビは「私を潰したいのか? なら全員で潰れようじゃないか。去年の夏におまえを欲しがったチームはなかった。信じたのは私だけだというのに、この仕打ちか!」と怒鳴りつけたという。
こういった状況に、スポーツディレクターのメディ・ベナティアが介入。約1時間にわたってチームと話し合ったという。特にデ・ゼルビから厳しく非難されたメイソン・グリーンウッドとの話し合いには時間をかけたようだ。
デ・ゼルビ「違いはただ一つ」
渦中のデ・ゼルビは4日、次節トゥールーズ戦に向けた会見に登場した。一連の騒動を否定することはせず、以下のように述べた。
「みんなと同じく、ひどい一週間を過ごした。だが私は選手たちの力を最大限に引き出さなければならない。パリでは選手たちを誇りに思っていると話したし、RCランス戦でも、ニース戦でも彼らを抱きしめた。 だが、全力を尽くさずに試合に負けることには我慢がならない。それもクラブのためを思ってのことだし、常に敬意を持っている」
「今週起きたことは、どこのロッカールームでも起こりうることだ。マルセイユでは表に出るが、他では出ない――違いはそれだけだ。クラブも状況を理解してくれている。ホイビュア、ラビオ、ベナセルといった、普段あまり話をしない選手たちも私のところに来て、支持を示してくれた」
さらに、デ・ゼルビは報道への不快感を強調した。
「自分たちの最大限のレベルを下回るようなことは許さない。私は常にマルセイユを最終目標へ導こうとしている。だが一部の人たちは、まるで私を犯罪者のように見せたがる。時には選手たちに対して優しすぎたこともあるかもしれない。仲介役を担ったベナティアの方が、選手に対しては私より厳しいこともある。こういった記事を読むのは不快だ。『選手たちが私に反発している』というのは事実ではない」