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ミラン、ワースト評価はDFでもPK失敗のヒメネスでもなく…

ラファエル・レオンはなぜ後半から?

ミランは30日、セリエA第30節でナポリと対戦し、1-2で敗れた。この一戦では、様々な敗因があるはずだが、特に酷評されているセルジオ・コンセイソン監督とジョアン・フェリックスに対する批判が多い。

敗因はどこに

ミランは開始直後にマッテオ・ポリターノに抜け出されて先制を許すと、19分にはロメル・ルカクに決められて0-2となった。

しかし、後半の開始からラファエル・レオンを投入すると一気に流れを引き寄せた。55分にジョアン・フェリックスとタミー・エイブラハムが下がってサンティアゴ・ヒメネスとサムエル・チュクウェゼを投入し、さらに攻勢を強めた。

しかし、69分のヒメネスのPK失敗などで差を縮められず。84分にルカ・ヨビッチの得点で1点を返すが、追いつく時間は残っていなかった。

亡霊ジョアン・フェリックスと選手起用

この一戦では、前半の守備の乱れや、サンティアゴ・ヒメネスのPK失敗が直接的な敗因だろう。しかし、それ以上に疑問視されるパフォーマンスもある。

まずは、たびたび批判されているジョアン・フェリックスだ。

先発で起用されたジョアン・フェリックスについて、『MilanNews』と『TMW』はそろって「4」のワースト評価を付けた。

『MilanNews』は「なぜ本来のポジションではないところで先発出場したのか、その理由は記事の公開時点では不明。コンセイソンは試合開始時、まずイタリア語で指示を出し、その後、苛立ちが増すと母国語に切り替えた。結果は? 技術的には反応ゼロ、全く無反応の「脳波停止」状態。ハーフタイムでの交代が確実と思われていたにもかかわらず、おどろくべきことに後半もピッチに立った」と辛らつ。『TMW』も「場違いな魚(=場違いで居心地悪そう)のように見えた。中央に移っても状況は変わらず。マラドーナのピッチ上を幽霊のようにさまよった」と記した。

『MilanNews』は、さらにセルジオ・コンセイソン監督にも「4」を付け、以下のように酷評した。

「まず、ラファエル・レオンではなくジョアン・フェリックスを先発させるなど、理解しがたい選択をした(※試合後にコンセイソンがラファエル・レオンは筋肉の張りがあったと説明)。その後、チームがグラつくとブチ切れるが、最初に間違ったメッセージを発したのは、最も影響力のある選手を先発から外した彼自身である」

「コンテは、何度もボールをサイドバックとセンターバックの間に放り込むことで罠を仕掛けた。ナポリの先制点もまさにディ・ロレンツォがテオとパブロビッチの間に出したボールから生まれた」

「交代が示しているのは、初期の選択が間違っていたということ。偶然ではなく、ミランの攻撃はすべて左サイドから生まれた。テオが得たPKも、ヨビッチのゴールにつながったプレーもすべてテオ発だった」

●コンセイソン「引き分けが妥当。言い訳はしないが…」

ナポリ対ミラン:ハイライト動画

セリエA公式YouTube

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