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コンセイソン「引き分けが妥当。言い訳はしないが…」

ナポリに敗れて「言葉で言い表せないほど悔しい」とミラン指揮官

ミランは30日、セリエA第30節でナポリと対戦し、1-2で敗れた。セルジオ・コンセイソン監督が試合後に会見と『DAZNイタリア』で残したコメントを『MilanNews』が伝えた。

試合を振り返って

「言葉では言い表せないほどの悔しさだ。とにかく冷静にならないといけない。今日は本当に色々なことが起きた。言い訳はしない」

「朝起きてすぐ、ドクターからルベン・ロフタス=チークとマリック・チャウのことで電話があった。マリックは代表帰りで2回しか練習できていなかったし、ヒメネスも同じだ。試合の準備をすべて変えなければならなかった。でも、リアクションには満足している。なぜそれが前半には出なかったのかを考える必要がある」

あなたの闘志やインテンシティをどうやって選手たちに伝えていく?

「全力のトレーニング、そしてやるべきことを明確に伝えること。それだけだ。選手たちはすでにキャラクターを見せてくれている。バランスを保つための作業を続けなければならない。今の順位ではどのチームも苦しんでいるが、私のチームにはこの流れを変えたいという気持ちがある。それを火曜日から形にしないといけない」

次の試合でヒメネスを失うのはどれだけ痛い?

「彼は重要な選手だ。なぜイエローカードを受けたのか理解できない。私自身も警告を受けたが、試合はほとんど止まってばかりだった。もっとアディショナルタイムがあるべきだったと思う」

後半は多くのチャンスをつくった。しかし、最初の20分間はまるでホラー

「ミランに来てから約3カ月、時間がないことを言い訳にしたことは一度もない。でも今日は本当に色々なことが起きた。朝7時半に起きたら、ロフタスが体調を崩していて病院に行ったと知らされた。そのあと、チャウもプレーできないと。嘔吐していて、胃腸の問題だった。そして少し経ってから、レオンが太ももに張りを感じていると報告があった」

「でも、これは言い訳ではない。もっとやれたはずだ。相手が最初にロングボールを入れた場面で失点してしまったし、最初の20分は準備してきた内容を全く出せなかった。こういうことは起こるものだが、不運に頼るつもりはない。やるべきことをもっとやれたからこそ悔しい。後半のチームのリアクションはとても良かった。ナポリは後半、ゴールに迫る場面はなかったし、こちらはたくさんのチャンスをつくった。引き分けが妥当な結果だったと思う」

多くのPK失敗について。誰が蹴るべきだったのか?

「PKを蹴る3人の選手は決めていて、彼らはしっかり練習もしている。今回はプリシッチが、得点から遠ざかっていた仲間に自信を持たせようと譲った。チームの中でどう感じているかで判断する。それを私がとやかく言うつもりはないし、これはむしろチームが一つになっている証拠だと思っている。選手たちは最初の25分にもっとやれたと自覚しているし、今日の結果には大きなフラストレーションを感じている。敗れるような内容ではなかった」

このチームは、もし違う姿勢でプレーし、ミスを減らせば、どれほどの価値を持てるのか?

「レオン抜きのプランはすでに立てていた。代表帰りでコンディションが万全でなかっただけで、誰かにプレーを止められたわけではない。サンティアゴもそうで、代表から戻ってきてから練習は1回だけ。足首がかなり腫れていた」

「ミラネッロではいろんなことが起きているが、外からは見えないことが多い。チームにはポテンシャルがあり、クオリティもある。常に言われる“バランス”という問題だが、たとえば高い位置からプレスをかけるなら、時に最終ラインでは1対1の状況を受け入れないといけない。数的優位のまま全員が前に行くことはできない。前半は相手にあっさりプレスをかわされてしまった。後半は修正して、違う姿勢で挑めた。サッカーには技術もクオリティも必要だが、同時に勇気、闘志、正しい姿勢が求められる。1対1の責任を負う覚悟も必要だ。私はこのチームのクオリティを信じているし、グループの雰囲気も健全だ」

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