「リーダーだと思っていたメニャン、テオ、レオンが最悪の時期」
ファビオ・カペッロが27日、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で今季のミランに言及した。
ミランは現在セリエAで9位と低迷しており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権も危うい状況にある。カペッロは、ミランの現状について次のように語っている。
「ミランのことを考えると、全てが複雑に見える。指揮系統は、どうなっているのか。シーズン初めに選ばれた監督が信頼を得られず、補強戦略もうまくいかなかったとしたら、その監督と選手を選んだ責任者がいるはずだ」
「しかし、ミラン内部では誰が何をしているのかがまだはっきりしていない。イブラヒモビッチはクラブ幹部ではなく、オーナー側のアドバイザーのはずだが、少し前には自分がボスで、自分が指揮していると言っていた」
「ただ、新たなスポーツディレクター選びではCEOのフルラーニが前面に出ていて、指揮系統は別の方向に動いているように見える。ティフォージでさえ混乱していて、このままだとチャンピオンズリーグ出場を逃す可能性が高いシーズンの責任が誰にあるのか、誰を責めるべきかも分かっていない」
また、チーム内にリーダーがいない点も問題と語った。
「マイク・メニャン、テオ・エルナンデス、ラファエル・レオンは、昨日今日来た選手ではなく、ミランでスクデットを獲った面々だ。本来ならチームを引っ張り、監督——最初はフォンセカ、そして次はコンセイソン——を支えてチームつくりを助けるべき存在だ」
「しかし、彼らは状況を掌握しないどころか、自身のキャリアでも最悪の時期をこのシーズンに迎えている。3人全員に対して評価の誤りがあった可能性は高い。リーダーだと思われていたが、実際はそうではなかった。だからこそ、未来は現在よりもさらに不確かに映る。ミランは彼らを放出して新たなページをめくり、ラインデルスやプリシッチのような選手たちを中心に再構築するべきなのか。それとも、まだ彼らに頼ることができるのか」
