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ミラン、レンタルしている4人の去就は? 買い取り確実は1人だけ?

ジョアン・フェリックスは見送り濃厚か

ミランは現在、4人の選手がレンタルで加入している。現時点で、買い取りの可能性が最も高い選手は誰なのか。これまでの活躍をまとめ、今後の展望を予想する。

カイル・ウォーカー

現在のところ、最も移籍に近いのが冬に加入したウォーカーだ。加入後すぐにレギュラーとなり、ミランの弱点だった右サイドバックを強化した。経験でもチームをけん引しており、現時点でミランと別れる兆候はない。

懸念材料は5月で35歳となる年齢と、本人がどう考えているかの2点。現時点でウォーカーはミラノでの生活を楽しんでいる様子で、そもそもイングランドを去ったのは彼自身の意思だった。

ミランは500万ユーロの買い取りオプションを持っている。

リッカルド・ソッティル

これまで目立った活躍はないが、買い取りの可能性はある。「ミランにとって有用」と『MilanNews』は伝えた。

●ソッティル父「私に似なくて良かった。息子はずっとミラニスタ」(2025/2/22)

フィオレンティーナからやってきたソッティルは、左右どちらもこなすことができるのが強み。さらに、レッチェ戦ではサイドバックも務め、戦術的な柔軟性を備えている。ドリブルで違いを生み出せる点も、現代のカルチョにおいて重要なポイントだ。

また、ミランでは数少ないイタリア人選手ということもプラスになる。UEFAとセリエAの登録基準を満たす意味でも重要だろう。

ミランは1000万ユーロの買い取りオプションがある。フィオレンティーナが1050万ユーロでヤシン・アドリを買い取るのであれば、実質トレードとなる可能性もありそうだ。

タミー・エイブラハム

現状では買い取りは難しい。ここまで8得点、うち1得点はスーペルコッパ・イタリアーナの決勝弾だが、全員を納得させているわけではない。だからこそ、1月のメルカートでサンティアゴ・ヒメネスがやってきた。

最近の試合では途中出場で存在感を示し、ミランが欠きがちなスピリットの面でも有益だが、大金を支払って獲得するかはかなり微妙なところ。完全移籍となるとしたら、次期監督がエイブラハムを気に入っている場合のみとみられる。

ジョアン・フェリックス

加入直後にコッパ・イタリアのローマ戦で得点を決めたジョアン・フェリックスは、大いに期待を集め、すぐに完全移籍の話題が出た。だが、その後はパッとせず、最近の試合ではついにセルジオ・コンセイソン監督もベンチスタートを言い渡している。

●ミラン、ジョアン・フェリックス残留でテオ・エルナンデスを放出を決断?(2025/2/15)

チェルシーとの間に完全移籍オプションはなく、レンタル料として550万ユーロを支払っているだけ。ミランが気に入った場合は、イチからの交渉となる。チェルシーは5200万ユーロを支払ってジョアン・フェリックスを獲得しており、損失を避けるためには4000万ユーロで売却しなければいけない。近年のパフォーマンスを考慮していくらか値引きがあったとしても、ミランが獲得に動く可能性は低いだろう。

加えて、セルジオ・コンセイソン監督が退任することになれば、残留の可能性はさらに低くなるはずだ。

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