2点ビハインドから逆転勝利
ミランは8日、セリエA第28節でレッチェと対戦し、3−2で逆転勝利を収め、連敗を3で止めた。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
ミラン、レッテル戦の主な採点
マイク・メニャン
MilanNews:6 – クルストビッチの2ゴールには責任なし。必要な場面では集中して対応した。
TMW:6 – クルストビッチの2ゴールのうち、ひとつはもう少し対応できたかもしれないが、大きなミスではない。それ以外は無難に対処
ウォーレン・ボンド
MilanNews:6 – 闘志あふれるプレーで、相手に積極的にプレッシャーをかけた。しかし、レッチェがミラン陣内に侵入すると、守備のポジション取りに苦しんだ。それでもデビュー戦としては悪くなかった。
TMW:6 – デビュー戦ながら堂々としたプレー。開始10分でミラン初のシュートを放ち、前半はチームの中でも良いパフォーマンスを見せた。ただし、レッチェの2点目では戻りが遅れたのが惜しまれる。
(→61分) ジョアン・フェリックス
MilanNews:6.5 – チームに求められていたものを理解し、集中したプレーを披露。ゴール前でのプレーに実直さを優先し、相手オウンゴールに関与した。
TMW:6.5 – 最近の批判を払拭するようなプレー。無駄なプレーを排し、冷静に試合へ貢献。オウンゴールを誘発するシュートを放ち、チームの流れを変えた。
アレックス・ヒメネス
MilanNews:5 – 前線への動きは良かったが、相手DFの背後を突く場面で消えてしまうことが多かった。クルストビッチのゴール時には、不必要に激しく寄せすぎ、ラインデルスとの連係ミスを招いた。ハーフタイムで交代もやむなし。
TMW:5 – ラファエル・レオンに代わって先発起用されたが、期待に応えられず。1失点目ではラインデルスとの連係ミスを犯し、前半の45分間はチームに溶け込めなかった。
(→46分) ラファエル・レオン
MilanNews:7 – 彼がピッチに入ると、ミランの攻撃が活性化。ガッロのオウンゴールを誘発した。さらにプリシッチへの完璧なアシストで逆転勝利に貢献。まさにミランに必要だった起爆剤だった。
TMW:7 – 試合を変えた選手。投入直後からドリブルで違いを生み出し、的確なラストパスで決定機を演出。
タイアニ・ラインデルス
MilanNews:6 – ゲームメイクに奔走し、多くのチャンスを生み出した。しかし、1失点目のきっかけとなるパスミスを犯してしまった。それでも諦めず、逆転劇にも絡んだ。
TMW:5.5 – 1失点目の原因となるミスを犯したものの、その後は冷静にプレー。ただし、低めの位置でボールを触る時間が増えた分、攻撃面では精彩を欠いた。
クリスティアン・プリシッチ
MilanNews:7.5 – 絶えずボールに絡み、クロスやドリブルでチャンスを生み出し続けた。PKを獲得し、自ら冷静に決めると、レオンのアシストから決勝ゴールを沈めた。ミランの逆転劇の中心的存在だった。
TMW:7.5 – 開幕当初の活躍を思わせるパフォーマンス。逆転劇の立役者となり、PKの獲得と決定力で試合を決めた。MVPに相応しい。
サンティアゴ・ヒメネス
MilanNews:5.5 – 試合開始直後にゴールを決めるも、オフサイドで取り消し。ラインデルスのパスを活かせず、決定機を逃した。後半序盤には見事な個人技でシュートまで持ち込むも、ポストに嫌われる。不運な試合だった。
TMW:5.5 – 開始49秒でネットを揺らすも、オフサイド判定。その後はチャンスを活かせず、試合を通して影が薄かった。ポスト直撃のシュートが唯一の見せ場。
(→61分) タミー・エイブラハム
MilanNews:6.5 – 出場直後から積極的にプレー。ミランの同点弾に関与し、的確な判断でチームに貢献した。
TMW:6.5 – 逆転劇の流れを作るプレーを見せた。無駄な動きをせず、確実に効果的なプレーを選択した。
セルジオ・コンセイソン監督
MilanNews:6 – 試合展開的には心理的に厳しい状況だったが、交代策が奏功。ベンチメンバーの質が勝敗を左右することを示した。しかし、レオンの先発落ちは疑問が残る。
TMW:6 – 前半はミランのアイデンティティが見えず、試合を完全に支配しながら0-2と苦しい展開。しかし、交代選手が流れを変え、最終的には逆転勝利を収めた。レオンを外した判断には疑問が残るが、采配自体は成功。