数的優位を生かせず敗戦…セリエC19位に転落したミラン・フトゥーロ
ミランはトップチーム同様、U-23チームのミラン・フトゥーロも危機的状況だ。『MilanNews』のピエトロ・マッツァーラ記者が現状を伝えた。
ミラン・フトゥーロは成績不振で最近ダニエレ・ボネーラ監督を解任し、新たにマッシモ・オッドを迎えた。2日にはセリエC第29節で同じ降格圏のレニャーゴと対戦したが、1−2で敗れている。この試合では、1点リードしていた前半に相手が退場者を出したものの、その後逆転負けという失態だった。この結果、ミランは20チーム中19位に順位を下げている。
同記者によると、仮にミラン・フトゥーロがセリエC残留を果たしたとしても、プロジェクトの全面的な見直しが必要とされている。現在の体制では成績が振るわないだけでなく、200万ユーロ以上の予算超過も発生している。そのため、セリエCに精通したスポーツディレクターの招聘が不可欠だと指摘されている。
ミラン・フトゥーロの問題点の一つは、トップチームとの関係だという。育成の成果を示すためか、トップチームとフトゥーロを行き来する選手が多いが、これによりフトゥーロはチームづくりに苦しみ、行き当たりばったりの起用が多く、選手の成長を阻害しているという見方は多い。
フトゥーロから昇格したアレックス・ヒメネスはトップチームに定着したが、そもそもトップチーム基準で獲得された選手であり、フトゥーロの育成方針の成功例とは言えないと指摘されている。