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まだまだ続くミラン批判「コンセイソンの交代は監督ライセンスはく奪レベル」「テオは夏に放出しておくべきだった」

記者たちが様々な角度から問題を指摘

UEFAチャンピオンズリーグで敗退したミランに対する批判が続いている。テオ・エルナンデスだけでなく、その批判対象は多岐に及ぶ。

シミュレーションの判定を受けて退場したテオ・エルナンデスが最も批判の対象となっているが、セルジオ・コンセイソン監督の采配にも厳しい意見がある。

『スポルティターリア』でアルフレッド・ペドゥッラー記者は「予想通りの惨敗で、いまさらテオ・エルナンデスだけを槍玉に挙げても仕方がない」と切り出した。

同記者は「8月31日の時点で彼をどうにかすべきだった」と、ラツィオ戦のクーリングブレイク騒動のことを指摘し、「そこでなんとかしなかったから無法状態が続いている。なぜ監督だけ解任されたのか」と疑問を呈した。

セルジオ・コンセイソン監督の采配については「全く理解できない。私はコンセイソンを評価してきたし、いまでもフォンセカよりはマシだと思っている。だが、プリシッチを下げてバルテザーギを入れるのは監督ライセンスはく奪レベルの迷采配だ」と酷評した。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のルカ・ビアンキン記者は、特にジョアン・フェリックスの起用法に疑問を持っている。同記者は「なぜコンセイソンはジョアン・フェリックスを交代させないのか。ローマ戦のデビュー以来、ずっとスタメンだ。エンポリ戦とヴェローナ戦でほぼフル出場で、フェイエノールト戦は2試合とも交代しなかった。だが、この10日間、彼のパフォーマンスはアンタッチャブルだったのか。彼よりもヒメネスの方がよかったのではないか」とした。

ファブリツィオ・ビアシン記者は『TMW』でミランの責任にも触れた。

「夏に大型補強をしたが、1月に放出した。重要な選手を獲得したが、チームづくりという本質を忘れている。8月の時点で誰がチームのリーダーだったのか。冬の移籍市場でさらにメンバーがかわり、リーダー不在のままシーズンが進んでいる。リーダー不在のグループは、能力があっても魂に欠けるものだ」

「監督の交代は時には必要だ。しかし、半年契約を提示すること自体、クラブの本気度を疑わざるを得ない。短期契約を受け入れた監督側からも、長期的なプロジェクトへの意思は感じられない」

同記者は、テオ・エルナンデスを早く手放すべきだったとも記した。

「昨年夏、彼は契約問題を抱えていた。そこで売却すべきだった。それでもクラブは売却せず、1月にコモへ放出しようとしたが、今度は選手側に断られた。結果として、ミランはクラブとして珍しいほどのマネジメントミスをした」

メディア側の結果論だとしても、今季のミランは結果もチーム内も不安定な状態が続いているだけに、その問題の根源を探る必要はあるのかもしれない。

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