コンセイソンはポルト前会長の訃報を受けてメディア対応をせず
ミランは15日、セリエA第25節でエラス・ヴェローナと対戦し、サン・シーロで1−0の勝利を収めた。本来であればセルジオ・コンセイソン監督が試合後のインタビューに応じるところだが、この日はかわりにズラタン・イブラヒモビッチがマイクも前に立った。
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この日、ポルトで42年間会長を務めたホルヘ・ピント・ダ・コスタが亡くなったという知らせを受け、コンセイソン監督は喪に服する意味でメディアに対応しなかった。
代役としてイブラヒモビッチが試合後の会見に登場し、次のように語った。
フェイエノールト戦はもっと改善が必要か
「今日は試合を支配した。相手が守備を固めてスペースを消してくるから簡単な試合ではないのはわかっていた。序盤で試合を動かせば、スペースができて全く違う展開になる。でも、ゴールが入らない時間が長くなればなるほど難しくなる」
「火曜日の試合はまったく別物だ。チャンピオンズリーグでは相手も攻めてくるし、守りに徹するつもりはないだろう。向こうは向こうのプレーをするし、こちらもそうだ。勝つためにはトップレベルのミランが必要になる」
攻めあぐねた理由は?
「こちらの構造としては、ボールをエリア内に運んで、そこで個のクオリティを発揮する形になる。今日はヒメネスが完璧なタイミングで完璧な場所にいた。あの場面はフィーリングの問題で、うまくいくこともあれば、そうでないこともある。チーム全体の構造はしっかりしているが、最後はボールが来て、そこで決めきることが必要だ」
コンセイソン体制7試合で勝ち点14。どう評価する?
「コンセイソンが来てから14ポイント獲得し、ナポリは15ポイント取っている。首位のナポリとほぼ同じペースだ。チームは良くなっているし、やっていることに自信を持っている。ただ、彼には時間がなかった。3日に1試合という状況で、理想としてはディナモ・ザグレブ戦に勝って選手を休ませたかった。今週も本当なら休めたはずだ」
「だが、自分たちがやっていることには大きな自信を持っているし、コンセイソンにも絶対的な信頼を寄せている。新聞に書かれていることは全部デタラメだ。コンセイソンとケンカしたなんてデマだよ。むしろ本当にケンカできたらいいのにな。現役の時はケンカすると気合が入ったからね(笑)」