新しいチームだからこそ
ミランはUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレーオフ第1戦でフェイエノールトに敗れ、再び多くの批判にさらされている。ズボニミール・ボバンは『スカイ』の番組で、改めてミランの継続性欠如を指摘した。
ボバンはミランのスタイルが確立されていないことが問題と感じており、次のように述べた。
「ミランは固定のフォーメーションをみつけるべきだ。私はたくさんのミラニスタの意見を聞くが、このチームはうまく設計されておらず、チームづくりにミスがあるから結果が出ない、と言う人が多い。」
「補強で穴を埋めつつあることは評価できるが、シーズンが始まってから、2試合続けて同じメンバーということはなかったと思う」
「新加入選手が多いんだ。もし、長年一緒の選手が15〜16人もいれば、相互理解があって自然と連係が取れるだろう。だが、エンポリ戦でムサをこっちで起用したかと思えば、別の選手をこっちで使う、みたいなことをしていると、前半はうまくいかなくても仕方がない。結局は、ミランのクオリティーの高さで勝てたとしてもね」
「だから、固定のスタイルとフォーメーションを決めてしまうことが大事だ。その上で、相手によって多少の変更を加えていくのが理想だろう」
ロフタス=チークとボンドの復帰が迫る
13日の『MilanNews』のレポートによると、ミラネッロではこの日、ルベン・ロフタス=チークとウォーレン・ボンドが全体練習に復帰した。
コンセイソン監督がメンバーを固定できないのは、離脱者の多さも影響しているはずだ。負傷者の回復によって、継続性は生まれるだろうか。