退場者を出しながらの勝利に手応えのミラン指揮官
ミランは8日、セリエA第24節でエンポリと対戦し、2−0で勝利を収めた。ハーフタイムの交代で勝利を引き寄せたセルジオ・コンセイソン監督が試合後、『DAZNイタリア』と『ミランTV』でコメントを残している。
守備がコンパクトだった
「このセクションは今取り組んでいる部分のひとつだ。時間もあまりないし、自分が求めるコンディションが整っているわけでもないが。ディフェンスラインはチームのコンパクトさを保つ上で重要だ。オフサイドトラップを狙うサッカーはやらない、好きじゃないからね。その姿勢では苦しむことになる。選手たちは自分たちが求めるものを受け入れているし、細かいディテールにもこだわって取り組んでいる。自分にとってもチームにとっても、そうした細部がとても重要なんだ」
数的不利時のチームのキャラクターと、新戦力の投入について
「その時の誘惑は、前線の選手を1人下げてセンターバックを入れることだった。でもそうはしなかった。ムサを右に回し、カイルをセンターバックにして、ジョアン・フェリックスの位置を少し下げた。リスクはあったが、勝ちたかったんだ。ミラン相手に引き分けるのは、自分にとっては勝ち点2を失うのと同じこと。彼らは良いチームで、よく鍛えられている。敬意を表したい」
献身性とサンティアゴ・ヒメネスのインパクト
「彼はクオリティのある選手だ。ポルトにいた頃からそれはわかっていた。ジョアンやカイルと同じように、このクラブに連れてくることができた。彼らは技術があり、チームにより多くの選択肢を与えてくれる。チームが機能するのは、個々の選手が犠牲を厭わず、コンフォートゾーンを抜け出し、より大きな目的のためにプレーするときだ。それがチームに従うこと。その姿勢が選手をより高いレベルへと押し上げる。ジョアン・フェリックス、レオン、プリシッチ、ヒメネス、タミー——彼らはボールを持っているときに素晴らしい選手だ。でも、ボールがないときに求められるプレーがまた別にある。チーム全体がコンパクトでソリッドになれば、それは最終ラインだけの仕事ではなくなる。このことを理解すれば、もっとサッカーを楽しめるし、もっと試合に勝てるようになる。それが自分の考えるサッカーだ」
ミランのベンチメンバーの充実
「1カ月前よりも選択肢が増えた。ボールを持たないときのプレーにも信頼を持てるようになった。彼らのテクニックの高さはわかっているが、それだけではなく、ボールがないときにどれだけ貢献できるかが大事だ。自分はリスクを冒した。たとえ数的不利でも、ゴールに迫り、試合を決めたかったからだ」