トモリ退場もエンポリに2−0で勝利
ミランは8日、セリエA第24節でエンポリと対戦し、2−0で勝利を収めた。後半立ち上がりにフィカヨ・トモリが退場となるアクシデントがあったものの、後半から投入されたラファエル・レオンやサンティアゴ・ヒメネスの得点があり、無事に敵地から勝ち点3を持ち帰っている。イタリアメディアの主な選手採点を紹介する。
ミラン採点
カイル・ウォーカー
MilanNews:7 – 技術・戦術的な知性が際立つプレーを披露。常に適切な判断を下し、攻守両面で貢献。トモリ退場後はセンターバックに移行し、見事な対応を見せた。カカーチェの退場につながるファウルも受けていた。
TMW:7 – 試合序盤には”1点もののクリアを見せ、守備の読みと判断力は終始優れていた。さらに2点目にも関与し、ミランの補強として大当たりの選手。
フィカヨ・トモリ
MilanNews:5 – VARの判定により退場は避けられないものだった。コロンボを倒してしまい、オフサイドの可能性があったとしても判定は妥当。前半のコロンボのシュートがポストに当たった際にも対応を誤り、今季初の大きなミスを犯した。
TMW:5 – 前半から不安定なプレーが目立ち、後半開始直後に遅れたタックルで2枚目のイエローカードを受け退場。試合を通して精彩を欠いた。
ラファエル・レオン
MilanNews:7 – テオ・エルナンデスとジョアン・フェリックスとの連係が抜群で、エンポリの守備陣を混乱に陥れた。プリシッチのクロスに完璧な形で合わせ、先制点を記録。効果的で美しいプレーを見せた。
TMW:7 – いつもの爆発力で相手守備陣に脅威を与え、1-0のゴールを決めた動きは完璧。試合の流れを一気に変える活躍だった。
クリスティアン・プリシッチ
MilanNews:7.5 – 前半はベンチで温存されていたが、後半開始から投入され試合の流れを一変。レオンへの完璧なクロスでアシストを記録し、その後もヒメネスのゴールを演出した。
TMW:7.5 – アメリカ人アタッカーはチームのエンジンとなり、2つのアシストを記録。試合の流れを完全に支配し、チームを勝利へ導いた。
ジョアン・フェリックス
MilanNews:6.5 – 時折、華麗なプレーを見せすぎる場面もあったが、常にクオリティの高いプレーを披露。相手守備を崩す動きを見せ、チームが10人になった後も中盤で貢献した。
TMW:6.5 – 技術の高さを随所に見せ、美しいプレーを披露。攻撃において重要な役割を果たし、コンディションの良さを示した。
タミー・エイブラハム
MilanNews:5 – 前半の45分間、ほとんど存在感を示せず、攻撃の形を作ることができなかった。
TMW:5 – 試合にほとんど絡めず、ボールを受けても有効なプレーができなかった。ハーフタイムで交代され、厳しい評価を受ける内容だった。
サンティアゴ・ヒメネス
MilanNews:7.5 – 試合に入るとすぐに影響を与え、相手の退場を誘発。さらに、左足でミラン移籍後初ゴールを決めるなど、試合の流れを大きく変えた。
TMW:7.5 – ミランの新たなストライカーが鮮烈デビュー。見事なフィニッシュでゴールを決め、さらに相手の退場を誘うなど、試合を決定づける活躍を見せた。
セルジオ・コンセイソン監督
MilanNews:7 – スタート時のメンバー選びはやや慎重すぎたが、ハーフタイムの選手交代が大成功。トモリ退場後も攻撃的な姿勢を貫き、結果としてそれが功を奏した。
TMW:6.5 – 前半はミスが目立ち、チームのビルドアップもスムーズではなかったが、後半の交代策が試合の流れを変えた。数的不利でも攻撃的な布陣を維持し、最終的に勝利を収めた。