ミラノダービーは1−1
2日に行われたセリエA第23節、ミラン対インテルのミラノダービーは1−1の引き分けに終わった。ミランは前半終了間際にタイアニ・ラインデルスの得点で先制。後半は気持ちの入った守備で耐えていたものの、後半アディショナルタイムにステファン・デ・フライに同点弾を許し、あと一歩でミラノダービー3連勝を逃した。
ミランの主な選手採点を紹介する。
ミラン、インテル戦の採点
カイル・ウォーカー
MilanNews:6.5 — 前半は安定したプレーでディマルコを抑え、時折攻撃にも顔を出した。テュラムがポスト直撃のシュートを放った場面では、彼のバランスを崩す守備が光った。終盤の緊迫した時間帯でもミスのないプレーを見せた。
TMW:6 — ミランの右サイドバックとして期待される中、堅実なパフォーマンスを披露。セットプレー時に若干の不安定さを見せたものの、大きなミスはなかった。
フィカヨ・トモリ
MilanNews:7 — 前半はラウタロ・マルティネスを徹底マークし、後半はテュラムとのマッチアップも冷静に対応。試合を通じて集中力を切らさず、デュエルで圧倒した。ミラン残留の決断は正しかった。
TMW:6.5 — トッテナムの関心が報じられる中、ミランにとって最も信頼できるCBであることを証明。シーズンを通じて安定感を示している。
ストラヒニャ・パブロビッチ
MilanNews:7 — 試合開始からテュラムを密着マークし、一瞬たりともフリーにさせなかった。守備ラインの統率も見事で、適切なポジショニングを保ち続けた。後半も壁のような存在感を見せ、インテルの攻撃を食い止めた。
TMW:6.5 — シーズン序盤は出番が限られていたが、ここにきて大一番での先発起用。セリエA最強とも言われるインテルの攻撃陣に対し、素晴らしい対応を見せた。
テオ・エルナンデス
MilanNews:6.5 — 攻撃参加を控え、試合プラン通りに守備のバランスを重視。ドゥンフリースとのマッチアップでは冷静な対応を見せた。ラインデルスのゴールに大きく関与し、試合終盤にはテュラムの突破を阻止する重要なプレーも。
TMW:6 — 守備に重点を置いたプレーが求められる中、試合の流れを理解した堅実なパフォーマンスを見せた。
イスマエル・ベナセル
MilanNews:5.5 — 久しぶりの中盤3枚での起用に適応しようとしたが、前半はややリズムを掴めず。しかし、ゴールにつながるプレーでは的確なパスを供給した。ハーフタイムで交代。
TMW:6.5 — 前半を無難にこなしつつ、1-0のゴールの起点となる重要なプレーを見せた。
タイアニ・ラインデルス
MilanNews:7 — 今季リーグ7得点目、公式戦では11得点目を記録。ゾマーのセーブからこぼれ球をしっかり押し込んだ。守備面でも献身的なプレーを見せ、試合を通して高いパフォーマンスを維持。
TMW:7 — ゴールはもちろん、それ以外のプレーも素晴らしく、インテルの強力な中盤に引けを取らなかった。
ラファエル・レオン
MilanNews:6 — 前半はあまりボールに絡めず、攻撃は主に右サイドを経由。後半に入ると、試合の流れが変わり、ゴールにつながるプレーに貢献。ゾマーにセーブされたシュートはラインデルスの得点につながった。
TMW:6.5 — 守備にも貢献しながら、攻撃の起点として機能。カウンターを狙うミランの戦術において不可欠な存在だった。
セルジオ・コンセイソン監督
MilanNews:6.5 — 試合のプランは的確で、コンパクトな陣形を維持しながらインテルを誘い込み、カウンターを狙う形が機能。ラインデルスのゴールはその成果だった。しかし、2点目を決めきれなかったことが響き、終盤にザレフスキをフリーにしてしまったミスが痛手となった。
TMW:6.5 — チームの闘志を引き出し、試合をコントロール。だが、試合終盤の失点が成長の課題を浮き彫りにした。今後の改善が求められる。