フォンセカ体制と同じ問題に直面するコンセイソン
ミランは26日のセリエA第22節でパルマに3−2で逆転勝利を収めた。翌日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、ファビオ・カペッロは、冷静に厳しい評価を下している。
ストラヒニャ・パブロビッチを高評価
「クオリティで勝ったというより、勢いに頼った感じの勝ち方だった。試合をけん引したのはパブロビッチで、気合いが入っていたね。この試合で唯一の明るい話題だ」
主力2人には失望
「一方で、能力的に特に優れているはずのテオ・エルナンデスとラファエル・レオンは前半で交代し、すでにピッチにはいなかった。態度を含めて受け入れがたく、私は2人を交代させたコンセイソンの決断を支持する」
「左サイドのコンビネーションは、理論上、ミランの強みだ。それを理解しつつ、『軽率なプレーをするなら容赦なく交代』というメッセージははっきりと伝わった。勇気のある決断で称賛したい。ただ、フォンセカも同じようなことをしたが、結局大した効果がなかったのも事実だ」
テオ・エルナンデスが最も心配
「ラファエル・レオンは元々ムラのある選手だ。それよりも心配なのはテオ・エルナンデスだ。彼のプレーには、まるで心ここにあらずといった印象を受ける」
「2人の監督が同じ問題に直面しているのであれば、いったいどうすれば解決できるのかと疑問が生じる。クラブがなんとかできることなのか。簡単な話ではないだろう」
コンセイソン対カラブリア
「コンセイソンは2人のスター選手をハーフタイムに代えた。少なくとも、チーム内での評価は上がっただろう。ただ、自分の選手とケンカをしているようでは、全ての努力を台無しにしてしまうリスクがある」