アディショナルタイム2発でミランが逆転勝ち
ミランは26日に行われたセリエAでパルマと対戦し、3−2で逆転勝利を収めた。試合の約80分間は精細を欠いたミランだったが、ラスト10分で躍動。後半アデショナルタイムに2点を奪い、劇的な形で勝ち点3を手にしている。
セルジオ・コンセイソン監督が試合後の会見でコメントを残した。
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試合後にダヴィデ・カラブリアとケンカ
「試合を観ていると、どうしても感情が高ぶるものだ。少しアドレナリンが出過ぎた部分があった。カラブリアと試合中のあるプレーについて話をしていて、その中で少し余計な言葉が出たと感じている。選手たちは私にとって家族のような存在だ。子どもが間違った行動をすれば親がそれを指摘するように、私もそうする。これは偽善ではなく、お互いを大人として扱っているだけだ。確かに美しい光景ではなかったが、これもサッカーの一部だ。ここは教会ではない。すでに話し合い、誤解を解いた。遅れて申し訳ない。明日の仕事の準備をしていたところだ」
カラブリアもコメント
「ピッチ上の出来事だ。ミステルとちょっと食い違いがあった。試合のアドレナリンが原因だよ。もうお互いに話して解決した。こういったことは初めてじゃないし、最後でもない。でも、見ていて気持ちいいものではないね。そこは謝罪したい」(『DAZNイタリア』)
また逆転勝利
「これまでにも何度か逆転勝ちをしてきたが、正直なところ、普通に勝ちたい。週中に眠っている暇はなく、常に全力でトレーニングをしなければならない。まだ改善すべきプレーの質がある。とはいえ、精神面は素晴らしいものがある。今日もパルマのような良いチームに対して最後までゴールを目指して戦い抜いた。課題もあるが、ポジティブな面もたくさんある」
逆転勝利の秘訣は?
「私が報酬をもらっているのは、試合中に必要な判断を下すためだ。どうすれば試合を良くできるかを考えることが私の仕事だ。(前半のみで交代させた)テオ・エルナンデスやラファエル・レオンにとって少し調子が悪い日があるのも当然だ。名前で判断することはない。その時必要だと思う選択をする。今日の試合では違う何かが必要だと思った。ただし、テオとレオンはとても重要な選手だし、これからもそうだ。次のザグレブ戦でまた活躍するだろう。だから特に問題ではない」
ストラヒニャ・パブロビッチの活躍
「私にとって選手は全員がレギュラーだ。パブロビッチもこれまでしっかりとトレーニングを積んできたし、強い意欲が見えた。このようなスピリットを持つ選手が好きだ。本当に信じてほしい。過去にそうでなかった時には正直にそう言ったこともあるが、今回は違う。今のロッカールームは、これまでとは違うやり方での仕事を受け入れてくれている。多くの変化を進めている最中で、その過程では多少の苦しみもある。しかし、どのような変化でもそうなるものだ」