キーマンはフルラーニCEO。投資しないと「高くつく」?
ミランはカイル・ウォーカー加入がほぼ決まり、次はFWに視線を向けている。ジョアン・フェリックスはチェルシーがレンタルでの放出を望んでいないため獲得は困難で、現在はフェイエノールトのサンティアゴ・ヒメネスが最有力候補とされている。
ヒメネスは以前からミランが獲得に興味を示していたFWだが、獲得は簡単ではないようだ。『MilanNews』が乗り越えるべき課題を指摘した。
最大の障壁は、金銭面だ。獲得資金の捻出に加えて、チームの総サラリーも考えなければいけない。そのため、エメルソン・ロイヤルやストラヒニャ・パブロビッチを放出する話が出ている。
ミランは、シーズン途中から指揮を執るセルジオ・コンセイソン監督含め、ヒメネスの能力を高く評価しており、獲得の意思はクラブで一致している。その中で収支のバランスを取ることが重要で、予算調整を担当するジョルジョ・フルラーニCEOの手腕が問われている。
来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃すことは、ヒメネスへの投資を見送ること以上に「高くつく」という見方があり、ミランは多少無理をしてでもフェイエノールトのエースを獲得するかもしれない。
今季のヒメネスは、負傷離脱があったものの、エールディビジでは11試合で7得点、チャンピオンズリーグでは3試合で2得点と結果を残している。ミランは完全移籍もしくは完全移籍オプション付きレンタルでの獲得を目指しているとされるが、大型補強は実現するだろうか。