改善の必要性を痛感するミラン指揮官
ミランは11日、セリエA第20節でカリアリをホームに迎え、1−1で引き分けた。セルジオ・コンセイソン監督が試合後、『DAZNイタリア』でコメントを残している。
パウロ・フォンセカ監督の後任としてミランを率いているコンセイソン監督は、スーペルコッパ・イタリアーナでタイトルを手にして良いスタートを切った。その勢いをカンピオナートにつなげたいところだったが、下位のカリアリに追いつかれてドローに終わり、望んだ結果は得られなかった。
コンセイソン監督がセリエAでの初指揮を終えて、次のように語っている。
試合内容
「試合のテンポが低かった。時々ディフェンダーがボールを運べる状況にあったが、前方には20メートルもスペースが空いていた。前半の内容は全く気に入らなかった。後半は少し良くなったが、もっと改善が必要だ。直すべき点がたくさんある」
「重要な部分が欠けていたが、私はそのためにここにいる。時間には制約があるが、選手たちにこのメッセージを伝え、何を改善すべきかを理解して受け入れてもらう必要がある。その問題はあまりにも明白で、サッカーをあまり理解していない人でも気づくレベルだった」
何から改善すべきか。優先事項は?
「すべてが必要だ。どの試合も決勝戦だと考える必要がある。時間を無駄にして60%の力で臨むわけにはいかない。110%、いやそれ以上でいくべきだ。攻撃の局面では、ボールを失った後の切り替えが遅すぎた。ボールを持っているときのテンポも上げる必要がある。守備陣を動かすための動きをもっと出さないといけない。賢く働くことが大事だ。技術的な面でも、簡単にできるプレーをミスして状況を難しくしてしまった。シンプルにプレーできた場面があったのに。スーペルコッパで勝ったからといって、全てが素晴らしかったわけではないし、今が壊滅的だというわけでもない。バランスが必要だ」
いまのミランに、あなたの戦術にぴったりの選手はいるのか
「私が適応していく」
メルカートについては?
「チームにはピッチの上でバランスを見つけて欲しい。補強はまた別の話だ」