メルカートには触れず
ミランは11日のセリエA第20節でカリアリと対戦する。ミラン指揮官就任後、初のカンピオナートとなるセルジオ・コンセイソン監督が10日に会見を行い、報道陣の質問に答えた。『MilanNews』などがその様子を伝えている。
スーペルコッパの次はセリエA
「スーペルコッパ1つで満足する人間はミランで働けないと思う。我々は多くの喜びを味わい、それに値する努力をしてきた。だが、カンピオナートで首位から17ポイントも離れているんだ。19回のセリエA優勝、7回のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたクラブが、スーペルコッパで満足するなんてあり得ない。明日から勝利と納得のいくパフォーマンスを見せて、できるだけ上を目指していかないといけない。スーペルコッパはもう過去の話だ」
明日のサンシーロではどんな感情を抱くと思いますか?
「申し訳ないが、特別な感情はない。試合前の普通のアドレナリンはあるけど、それだけだ。準備中は考えることが多すぎて、何を感じるかなんて気にしている余裕はない。確かに、試合開始の笛の前には何か感じるかもしれない。私も人間だからね。だが、最優先は選手たちを最高の状態に準備させることだ」
キャプテンマークは?
「全員が自分の責任を果たさなければならない。最大のリーダーは私だ。それぞれの責任があるんだから、カピターノかどうかで論争を起こすつもりはない」
テオ・エルナンデスやラファエル・レオンからこのような反応を引き出すために、何を変えたか
「まず、スタッフを変えたこと自体が大きな変化だ。私は25年間プロ選手をやってきたから、何が必要かわかっている。選手たちが監督のメッセージを信じることが大事だ。ここで見つけた素晴らしい点は、我々が取り組んできたことすべてを受け入れてくれる姿勢だ。組織的な変化も行ってきたが、それをポジティブに受け入れる選手たちがいることは本当にうれしい。ロッカールームには良い雰囲気がある」
移籍市場についての考えは?
「正直に言おう。クラブ側からこの件について話があったが、タイミングが悪かった。重要な試合が控えていたからだ。今もその時ではない。この話題も大事というのは分かっているが、今一番重要なのはカリアリ戦だ。試合が終わった翌日には、この話について話し合う時間があるだろうが、現時点では試合が最優先だ」
パウロ・フォンセカ体制で出番が限られた選手、たとえばルベン・ロフタス=チークについてはどう考えているのか
「ロフタス=チークは今、フィジカルが万全ではない。私の考えでは、全員が同じレベルからスタートする。毎日の練習を見て、試合ごとの戦略によって、先発するか途中から入るかを決める。絶対的なレギュラーなんて存在しない。全員がポジション争いをしなければならない」
「ルベンに小さな問題が出てしまい、明日の試合には出られない。昨日の練習で再発してしまった。彼はフィジカルが良くなっている最中だったからとても残念だ」