監督就任2試合でスーペルコッパを制したミラン指揮官
ミランは6日、スーペルコッパ・イタリアーナ決勝でインテルと対戦し、3-2で勝利した。セルジオ・コンセイソン監督が試合後に『スポルトメディアセット』で残したコメントを『MilanNews』が伝えた。
ユヴェントスとインテルに逆転勝利
「選手たちのことを本当に誇りに思っている。簡単なことではなかった。チームの雰囲気も最高とは言えなかったし、準備期間も短かった中で、細かい部分や私にとって重要な点を徹底的に詰める必要があった。相手はどちらも非常に高いレベルのチームだったが、選手たちがこちらから与えたすべてを吸収してくれたおかげだ」
「もちろんミスもあった。相手にはクオリティがあるし、我々にも改善すべき点は多い。まだやるべき仕事が山積みだ。ただ、選手たちはそのことを理解している。この4カ月でで大きな成果を出して、ミランをトップの位置に戻すことができると思う。今のような7位ではなく、本来の居場所にね。今日は祝ったが、明日からはカリアリ戦に向けて集中する」
ハーフタイム後にまた試合をひっくり返したが、選手たちに何を伝えた?
「守備面で2、3点気になるところがあったが、特に修正が必要だったのは攻撃面だった。2失点したのはかなり痛かったが、後半の入りで深い位置の状況判断がうまくいかず、0-2になってしまった。ただ、これはチームのキャラクターを示している。強豪相手に2試合続けて勝ち切ることができたんだからね。ハーフタイムでは、監督として試合を管理し、必要な変更を加えることが求められる。それが私の仕事であり、そのためにここにいる」
今日の試合ではプレスがよく機能し、守備も中盤が前に出る際にしっかり対応していた
「その通りだ。コンパクトなチームであるためには、全てのポジションが重要で、各ラインの間隔を狭く保つ必要がある。守備陣も中盤も、まだ向上の余地があると思っている。もっと勇気を持つべきだ。偉大なミランに戻るためには、そういった意志と勇気が必要だ。ディフェンスラインの調整は簡単ではないが、選手たちは賢いし、短い時間の中で求めていることを理解してくれている。5、6日間まとまった時間が取れなかった中でも、彼らが勝つために必要なことを理解し、実行したことを称えたい」
ラファエル・レオンの起用方法は?
「レオンは間違いなく特別な選手だ。同じポルトガル人ということもあり、以前からよく知っている。彼はリラックスしているタイプで、私は神経質なタイプだがね(笑)。彼はあと2、3つ学ぶべきことがあり、それを身に付ければ世界最高の選手になれると思っている。彼にはすべてがそろっている。これは社交辞令ではないよ。チームのためにその才能を活かせば、さらに強くなる。シーズンが終わる頃には、間違いなく世界最高の選手の一人になっているはずだ」