ハーフタイムに激怒した模様のミラン新監督
ミランは3日、スーペルコッパ・イタリアーナ準決勝でユヴェントスに2−1で勝利した。初陣を白星で飾ったセルジオ・コンセイソン監督が試合後、『スポルトメディアセット』と会見でコメントを残している。『MilanNews』が伝えた。
ハーフタイムでがらりと変わった
「ハーフタイムに選手たちと話した。プレスの仕方、ボールがないときの動き、準備していたことが全くできていなかった。ポジションがずれていて、守備で全員が同じ方向を見ていないと厳しい。攻撃では中盤の集中力が欠けていて、サイドの選手たちも深さをつくれていなかった。選手たちと話し、映像を見せて意識を合わせた」
「パウロ・フォンセカの仕事をどうこう言うつもりはないが、少し迷いがあるチームだと感じた。自分たちがやるべきことを信じる勇気が必要だ。幸いなことに、素晴らしい選手たちがそろっている。戦術的に少し変更した結果、後半はとても良くなった」
試合後の円陣
「人生には情熱が必要だ。サッカーは、情熱と感情そのもの。素晴らしい瞬間だった。選手たちは後半のパフォーマンスで勝ち取り、決勝進出に値した。前半は、数週間前のミランのようだった。選手たちが迷いを見せていた。準備したことを実行していれば、たとえ2、3点差で負けたとしても、それは自分の責任だった。でもまだ何も勝ち取っていない。休息が必要だ。1日少ない休息時間が影響するかもしれない」
前半の苛立ち
「正直言うと、ハーフタイムのロッカールームで選手たちにキスする気分ではなかった(笑)。ちょっと怒っていた。ただ、素晴らしいグループと一緒にいるので、この瞬間を楽しんでいる。グループには時々、“良い怒り”が欠けていることもあるが、それは時間と共に改善されるだろう。選手たちにはポジティブな言葉も必要だが、時には叱責も必要だ」
「自分は抱きついたり笑顔を振りまくタイプではなく、怒ることの方が多い。重要なのは、しっかりと取り組み、エネルギーを保つこと。素晴らしいクオリティを持ったグループだし、メッセージを受け入れてくれることに満足している。自分はここに友達をつくりにきたのではない。勝つためにいる。それが一番重要だ」