勝利を収めたレッドスター戦で新たな火種
ミランは11日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・レッドスター戦で2−1の勝利を収めたが、内部に緊張感が走っている。交代時のダヴィデ・カラブリアのリアクションも注目を集めた。
パウロ・フォンセカ監督は試合後のインタビューで、チームの姿勢に不満があると語っていた。指揮官が不安定なパフォーマンスに苛立っていることは明らかだが、選手側も監督に不満があるのかもしれない。
生え抜き主将が反旗…?
この一戦では、後半にカラブリアが交代する際、サン・シーロのスタンドからブーイングが起きた。ピッチから出たカピターノはフォンセカ監督との握手を避けるように引き上げ、挨拶をしようとした指揮官は軽く肩を叩くだけにとどまり、無言の緊張感が漂った。
1-1の状況、スタンドからのブーイング、途中交代、そして限られた出場機会——これらの要因が重なり、主将のカラブリアは不満を爆発させたのかもしれない。
生え抜きの彼がこうした態度を見せるのは極めて珍しく、多くのミラニスタを驚かせた。
ミラニスタたちの見解は?
『MilanNews』はレッドスター戦後、「フォンセカの選手批判は正しかったか?」 という読者アンケートを実施した。「イエス、選手たちに責任を促したのは正しかった」「ノー、内部で解決すべきことだ」の2択で、日本時間12日16時時点で前者が88.01%、後者が11.99%となっており、フォンセカ監督の発言が支持されている様子だ。
それでも、カラブリアの態度を見れば、チーム内にわだかまりが残っている可能性は否定できない。浮き沈みのあるミランに平穏はいつ訪れるのだろうか。