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フォンセカ「準備期間が短かった。守備の問題に取り組んでいる」

堅守エンポリに挑むミラン

ミランは30日のセリエA第14節でエンポリと対戦する。パウロ・フォンセカ監督の試合前日会見の様子を『MilanNews』などが伝えた。

ユヴェントス戦は無失点だったが、スロバン・ブラチスラバ戦は守備がもろかった。ミランはバランスに問題を抱えている

「2つの試合は異なっていて、守備の状況も違っていた。スロバン戦ではトランジションが多かった。そこについて私は取り組んでいる。ブラチスラバで勝てたのは重要だったし、それには満足している。でも守備面で問題があり、それには目をつぶれない。それについて話し合い、改善に取り組んでいる」

選手たちはどう考えているのか

「時には試合を通じて問題が生じる。ユヴェントス戦では守備の組織に多く取り組んで、チームはよくやった。今回の相手はトランジションを重視するチームで、そこで問題が生じた。選手たちは理解している」

「それでも、我々はセリエAで5位の守備力を持ち、インテルやラツィオと同じくらいの失点数だ。改善に向けて取り組んでいるが、戦術以外の問題もある。ブラチスラバ戦の問題は戦術的ではなく、判断やそれぞれの状況によるものだ。その点に対しても選手たちは理解している。試合の問題に取り組めば、チームは前向きな反応を見せる」

2トップに戻す可能性は?

「その可能性は残っている。2トップの方が有利な状況なら、それを使うべきだ。オプションの1つだね」

ラファエル・レオンはやはりピッチにいるべきでは?

「今はそうだね。監督にはいくつかの戦略があり、私はそのうち2つを試した。一方は結果を出せず、もう一方は効果があったようだ。ラファがベンチに座ることへの反応には非常に満足している。ただし継続性が必要だ。チームはそのラファを必要としている」

エンポリは守備が強い。ミランはどうすべきか

「チームは攻撃面で2つの顔が必要だ。ユヴェントス戦やスロバン・ブラチスラバ戦では1つの顔が必要だが、エンポリやアタランタのような相手と戦うときはもう1つの顔が必要になる。それがどんな顔かは言えない。エンポリはリーグ4位の守備力だ。厳しい試合になるのは確かだね」

センターバックコンビを固定しないのはなぜか

「試合が多い中で同じ選手を使い続けるのは難しい。マッテオ(・ガッビア)は負傷明けで、連続起用は厳しかった。ディフェンスラインで固定メンバーを使うことの大切さは分かっているが、試合数のことも大事だ。いまはケガ人がほとんどいないから、それはうれしいことだね」

スロバン・ブラチスラバ戦の失点はウディネーゼ戦でタイアニ・ラインデルスが退場したシーンと似ている。誰かがピッチ上で指示をすべきでは?

「見た目は同じ状況に見えるかもしれないが、全く別だ。今回は個々の判断によるものだった。状況が全く違った」

中盤をコンパクトにして、スピードのある選手にスペースを与えてはどうか?

「要するに、もっと引いて守り、速い選手を走らせる、という質問かな? 前の試合では2つの局面があった。相手が10人で守備を固めていたため、前線に出る時間が多かったが、スペースを活かして2ゴールを決めることができた。理想は、2つの局面を使い分けることだ。ボールを奪ったら速く攻める選手たちを生かす必要がある。しかし、それができない場合は組織的な攻撃が求められる。我々が決めるゴールの多くは、ボールを奪った後のスペースを使ったものだ」

ユスフ・フォファナは警告の累積で出場停止が近い。休ませる予定は?

「今のところ、フォファナを休ませるリスクは取れない。次の試合が一番大事だ。フォファナにはイエローカードをもらわないよう賢くプレーしてほしいと思っている。ただ、フォファナ自体は今の懸念ではない。彼がミスをするなら、それは仕方がない。他の選手たちにミスをしないよう求めている」

ナポリ、フィオレンティーナ、ラツィオ、ユヴェントス…、上位陣にはミラン以外にも夏に変化があったチームが多い。そろそろ変化を理由にできないのではないか

「最終的には、これらのチームのいくつかを追い越せると確信している。ただ、我々は自分たちのことを話すべきだ。多くの変化を経験する中で、時間が限られているのは確かに難しい。他のチームはプレシーズンに十分な時間を持てたが、我々はそうではなかった」

明日のスタメンは教えてくれないのか

「毎回言うわけにはいかないよ。でも、試合の1時間前になれば分かる。サプライズ? それはあるかもしれないね(笑)」

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