ミランのディレクターに専念すべきという声
ズラタン・イブラヒモビッチに批判の声が挙がっている。ファブリツィオ・ビアシン記者が『TMW』の中で、持論を述べた。
イタリア代表やセリエA各クラブの最近の動きに触れる中で、同記者はミランの幹部であるズラタン・イブラヒモビッチに言及した。
18日、トリノで「キングスリーグ・イタリア」のプレゼンテーションが行われた。ジェラール・ピケが主催する7人制サッカーで、かつての有名プレーヤーや大物インフルエンサーが参加するカジュアルな大会だ。
日本代表は、ゲーム配信などで知られる大物ストリーマーの加藤純一さんが会長を務めており、そのイタリア版のトップをイブラヒモビッチが担当している。
ビアシン記者は、以下のように綴った。
「かつてのサン・シーロの神と崇められた彼は、いまやなんでもこなすディレクターだ。イブラがマイクを持って冗談を交えて話せば、いつだって楽しい。それは間違いない。しかし、はたしてミランのファンにとってそうだろうか。友達との娯楽のサッカー大会のアンバサダーをしているとき、ミランのファンは少し裏切られた気持ちになっているように思う」
「ファンが期待していたのは、スーツを着て常にクラブのために最善を尽くす姿だった。しかし、彼は革新的ではあるが、クラブとは全く関係ない別のプロジェクトにかかわっている。もっとミランに専念して、キングスリーグは控えてもいいのではないだろうか」
イブラヒモビッチは今季序盤、ミランが不調に苦しんでいる最中にバカンスで不在だったことでも批判を受けた。ディレクターという役職上、移籍市場が開いている夏に休暇を取れないため、シーズン開始後に休むこと自体は理解されているが、それでもファンの不満を完全には払拭できなかった。
11月の代表ウィーク明けにはユヴェントスとの大一番が控えているミラン。ここで結果が出なければ、イブラヒモビッチに対する風当たりはさらに強まるかもしれない。