フォファナの評価は分かれる
ミランは29日にセリエA第10節でナポリをサン・シーロに迎え、0−2で敗れた。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
ミラン採点
マイク・メニャン
MilanNews:5 — ビルドアップで危険なパスミスを犯し、ルカクのゴールを招く。クバラツヘリアのゴールに対しても、遠距離からのシュートながら反応が遅れたため、失点に繋がった。試合前半にはディ・ロレンツォのクロスを防ぐシーンもあったが、総じてミスが目立った。
TMW:5 — ルカクの先制ゴールにはほぼ関与できなかったが、クバラツヘリアの2点目ではもっと良い対応ができたはず。
エメルソン・ロイヤル
MilanNews:5 — クバラツヘリアに対して終始弱気な姿勢が目立ち、前半終了間際に失点を許す場面で簡単に振り切られた。攻撃では積極性が乏しく、後方での無難なパスに終始した。
TMW:5 — クバラツヘリアのマークが甘すぎた。重要な失点シーンでのミスが響いた。コンディションが万全でない様子で、精彩を欠いたプレーだった。
(→62分)クリスチャン・プリシッチ
MilanNews:5.5 — チュクウェゼの素晴らしいアシストに合わせるも、11メートルからのシュートを外す。らしくないミス。
TMW:5.5 — 体調が万全でない様子が見られ、試合での存在感が薄かった。
マリック・チャウ
MilanNews:6 — 失点シーンでの大きな責任はなく、前半は守備ラインをしっかりと統率した。
TMW:5.5 — ミラン守備陣の中では最も安定していたが、ナポリの攻撃を完全には防ぎきれなかった。
ストラヒニャ・パブロビッチ
MilanNews:5.5 — ルカクのフィジカルに対する対応が甘く、ゴールを許してしまった。以降は安定したプレーで、ルカクに対する対処も落ち着いていた。
TMW:5 — 試合開始早々、ルカクに振り切られナポリに先制点を献上。全体的にルカクとの1対1で苦戦していた。
フィリッポ・テラッチャーノ
MilanNews:5.5 — ビルドアップに積極性が欠けており、後方でのパス回しに終始。チームにチャンスを創出することができなかった。
TMW:5 — テオ・エルナンデスの不在で代役を務めたが、体力を消耗し、試合を通して大きな影響を及ぼすことはできなかった。
ユヌス・ムサ
MilanNews:6 — 試合中に訪れた決定機をメレトの好セーブに阻まれた。試合終盤は右サイドバックとしても奮闘し、積極性を示した。
TMW:5.5 — 中盤で苦戦し、ナポリの支配に対応するのに手を焼いた。後半では右サイドバックを務めることになった。
ユスフ・フォファナ
MilanNews:6.5 — 中盤で奮闘し、ボール奪取で存在感を発揮。しかし、クバラツヘリアへの対応が少し甘く、追加点を許す場面があった。ラインデルス不在の影響が大きかった。
TMW:5 — クバラツヘリアへの甘い対応や、複数の場面でのミスが響き、課題の残る試合となった。
サムエル・チュクウェゼ
MilanNews:6 — 先発での出場が自信につながったようで、積極的に仕掛けていた。後半はパスの精度が落ちたが、終始攻撃に参加し、ムサをサポートした。
TMW:6 — ミラン攻撃陣で最も活発だったが、決定打には繋がらずチームの敗北を回避するには至らなかった。
ルベン・ロフタス=チーク
MilanNews:5.5 — 序盤は積極的に動き、得点機会も演出したが、タイミングが合わず得点には至らなかった。
TMW:5.5 — トップ下でのパフォーマンスは不安定で、期待された役割を十分に果たせなかった。
(→86分)フランチェスコ・カマルダ:採点なし
ノア・オカフォー
MilanNews:6 — 全力で走り回りチームに貢献するも、相手にしっかりとマークされ思うように突破できなかった。
TMW:5 — レオンの代わりに先発するも、期待に応えられず目立った活躍は見せられなかった。
(→62分)ラファエル・レオン
MilanNews:6 — 後半途中から出場し、チームに希望の火を灯す動きを見せる。メレトのスーパーセーブに阻まれた場面も。出場が15分遅かったかもしれない。
TMW:6 — 試合終盤に登場し、積極的に攻撃を仕掛けてナポリに脅威を与えた。
アルバロ・モラタ
MilanNews:6 — フィールド全体で貢献し、守備面でも力を尽くした。前半にはムサに好機をもたらしたが、惜しくもゴールに繋がらなかった。VAR判定でオフサイドとなったが、得点が認められていれば試合展開は大きく変わっただろう。
TMW:6 — 守備にも積極的に関与し、オフサイドで無効となったもののゴールにも絡んだ。試合の流れを変える可能性があっただけに、惜しまれる結果となった。
パウロ・フォンセカ監督
MilanNews:5 — ガッビア、テオ・エルナンデス、ラインデルス、エイブラハムの不在に苦しんだが、レオンを外した采配が結果的に攻撃の鋭さを欠く原因に。0-1から0-2の間にナポリを攻め立てたものの、決定力不足が響いた。後半はモラタのゴール取り消し以降、停滞した展開に。
TMW:5.5 — サン・シーロでの初黒星を喫し、ミランにとって痛い敗北となった。週末の試合での立て直しが急務。