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ボローニャ戦延期にミラニスタは怒り。ナポリ戦への影響や、政治力のなさを指摘

さらなる過密日程は避けられない

26日に開催を予定していたセリエA第9節のボローニャ対ミランの延期が決定した。これにミランファンが不満を示している。『MilanNews』が25日に伝えた。

●ボローニャ対ミランは延期。「理解しがたい」、スカローニは不満

この決定は、大雨の影響でボローニャ市長が延期を要請したためで、天災ならば仕方ないと受け取ることもできる。ただ、中立地開催などの選択肢も浮上していたため、ミランとしては納得しにくい決定だ。

UEFAチャンピオンズリーグとスーペルコッパ・イタリアーナもあるミランは、この試合延期で今後の日程がさらに過密になることは避けられない。さらに、タイアニ・ラインデルスとテオ・エルナンデスの出場停止処分がナポリ戦に持ち越されることもミラニスタたちの不満の要因だ。

利益を優先して延期を主張したボローニャの対応にも非難が集まっている。ボローニャにとって、ミラン戦はシーズンで最も大きな収益を期待できるゲームの一つで、中立地開催は大きな損失となるため、ボローニャ市の経済的・政治的側面を優先したこともファンの怒りの理由だ。

さらに、ミラニスタたちの間では、クラブの政治力のなさに失望する声も挙がっている。

この大雨は先週から続いたもの。エミリア・ロマーニャ州では複数の河川が氾濫したものの、現在は天候が落ち着き、復旧を進めているところだ。モーターショーやボクシングなど、ほかイベントが通常どおりに開催されていることを考慮すると、『なぜミランの試合だけが…』という不満が生じるのも無理はない。

ミランは準備万端だった

ミランの現場は、この試合が開催されるつもりで最大限の準備をしていたという。

同メディアによると、ミランは中立地で開催される可能性を含めて、コモ、エンポリ、ヴェローナ、そしてボローニャの4パターンを想定し、全ての移動手段や滞在するホテルなどを調整済みだった。だが、あらゆる状況に対応できるように備えていたものの、徒労に終わった。

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