大雨の影響で。無観客開催も認められず
26日に開催を予定していたセリエA第9節のボローニャ対ミランの延期が決定した。代替日は決定していない。
これは、ボローニャ市長が大雨による影響を理由に開催中止を要請したことに起因している。レーガ・セリエA側は開催する方針でいたが、有力視されていた案である無観客試合もボローニャ市が拒否し、25日に様々な話し合いを経て、延期という結論が出た。
ミランは不満
ミランはレナト・ダッラーラでの開催が難しいのであれば、中立地で開催することを強く推していた。しかし、ボローニャはホーム開催による収益を失うことを懸念し、延期を主張。レーガは後者の意見をのみ、延期することを決めた。
パオロ・スカローニ会長は、「試合は延期に決まった。私には理解しがたい決定だが、市長が無観客でも試合の開催を禁じたためだ。なぜそうしたのか理解できないが、市長の命令には従うしかない」とコメントを残した。
一方でボローニャのクラウディオ・フェヌッチ代表取締役は「スタジアム周辺の地域は客観的に見て難しい状況が続いている。我々は常に被害を受けた家族への連帯を示しているが、ボローニャでの試合開催が難しい状況だったのは事実で、延期は最も賢明な選択である。試合の収益の一部を被災者支援に充てることもできる」と述べた。
出場停止はナポリ戦に持ち越し
今後の過密日程が心配というのはどちらにもとって同じだとしても、ミランはボローニャ戦の次の試合がナポリ戦で、テオ・エルナンデスとタイアニ・ラインデルスの出場停止をボローニャ戦で消化することができなかったことは想定外だろう。